【問題】
筋肉細胞は、
伸張する動きで大きく破壊されるのか？
【答え】
結果的に「正しい」が、
エクササイズの動きの話とは
違うので注意が必要です。。
例えば、アームカール
を例にしてお話しをします。
アームカールでウェイトを上げる動作は
コンセントリック（短縮性伸縮）です。
一方、ゆっくり下ろす動作は
エキセントリック（伸張性伸縮）です。
一般的にはより重い負荷を扱える
エキセントリックの方が、
より強い刺激を筋肉に与えられると
考えられてます。
しかし、いずれにしても
筋線維の100％を動員
できているわけではありません。
筋肉は長い細胞の両端を
腱で束ねたものではなく、
非常に小さく、細かい細胞が
無数に集まったものです。
そのうちの何％かが
縮もうとすれば、
隣り合った細胞は
必然的に引き伸ばされます。
縮もうとして頑張る筋細胞が
運動後に肥大するのではなく、
つられて引き伸ばされた筋細胞に
より多くの刺激と損傷を生じますので、
つられて引き伸ばされた筋細胞が
筋肥大を起こすことが
明らかになっています。
細胞レベルで見ると
運動強度が高くなるほど、
筋細胞同士の引っ張り合いで
多くの損傷が起こり
筋肥大へと繋がります。
縮もうとする筋細胞は、
隣り合った細胞を引き伸ばそうとしますが、
これはウェイトを上げるときも、
下げるときも同じです。
結論として、ウェイトを上げるとか
ウェイト下げるという動作の
方向性ではなく、
筋細胞は引き伸ばされるから壊され、
そして、筋肥大も起きるということです。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。
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