外傷の治療原則

外傷病理

 

スポーツなどにより

 

肉体を損傷させる時、

 

組織は摩擦・圧力・牽引力などの

 

物理的な力によって破壊されます。

 

 

 

破壊された部分では小さな出血が起こり、

 

炎症メディエーターが分泌されて

 

組織が浮腫を起こします。

 

 

 

この浮腫のおかげで

 

周辺組織の圧が高まり

 

出血が止まる

 

という良いことが起こります。

 

 

 

しかしながら浮腫のおかげで

 

炎症メディエーターが局所に

 

滞在するということが起こり、

 

痛みがなかなか引かなくなります。

 

怪我の悪化

 

怪我をしても はじめは

 

それほど痛くない時もあります。

 

 

その場合、我慢をしながら

 

動かすことができます。

 

 

 

しかし浮腫を起こした付近は

 

内圧が高くなっていますので

 

少しの動きで強い摩擦が起こります。

 

 

 

この摩擦がさらに組織を損傷させ、

 

痛みがさらに強くなり、

 

無理をしていると結果的に

 

動けなくなるところに行きつきます。

 

強い痛みの原因

 

関節内ではわずかな傷が

 

わずかな隆起を生み、

 

それが原因で1点に強い圧力が

 

かかるようになります。

 

 

 

筋や腱でのわずかな傷は

 

1点に強い摩擦を生みます。

 

 

 

軟骨、滑膜、半月板、線維軟骨

 

などが損傷し、

 

そこにわずかな起伏ができれば

 

軟骨と骨の一部に強い圧力が

 

かかるようになります。

 

 

 

この圧力が強い痛みの

 

原因となります。

 

 

 

したがって外傷の治療は

 

「いかに早急に圧力や摩擦をとりのぞくことができるか」

 

に集約されます。

 

怪我悪化のメカニズム

 

例えば、画像にも何も映らない

 

レベルの傷があるとしましょう。

 

 

 

動かしていくことにより

 

その傷が成長します。

 

 

 

それは傷が隆起を生み、

 

周囲を傷つけるせいで、

 

周囲に出血や炎症性の浮腫、

 

不良な肉芽を作るからです。

 

 

 

周囲が腫れると、

 

少しの振動でも少しの摩擦でも

 

強い摩擦力・強い圧力が

 

生じるようになります。

 

 

 

こうして雪だるま式に

 

炎症範囲が広がり、

 

微小な傷が組織全体の

 

大きな傷となっていきます。

 

 

 

大きな傷はさらにその近隣組織との

 

摩擦を高めますので

 

近隣組織にも炎症を引き起こします。

 

自己免疫作用

 

人の体内では常に

 

外傷が起こっています。

 

 

 

自己免疫は外傷によって

 

壊れた細胞を殺して排除します。

 

 

 

排除する際に

 

炎症メディエーターを出現させ、

 

その周囲に浮腫や

 

疼痛過敏を作り出します。

 

 

 

排除する量が少なければ私たちは

 

それを感じることはありませんが、

 

排除量が多い場合は

 

腫れや痛みを感じます。

 

 

 

そしてステロイドは副腎で生産され、

 

これらの自己免疫の活動を抑制します。

 

 

 

もしもステロイドが副腎で

 

生産されなくなったら、

 

 

自己免疫は体中で暴走し、

 

様々な炎症と痛みを

 

あちこちに起こします。

 

 

 

もちろん組織も不必要に

 

殺されてしまいます。

 

 

 

外傷の際には一挙に細胞が壊れますので

 

自己免疫の活動が非常に活発になり

 

過剰な腫れや痛みを出します。

 

 

 

当然ながら外傷の際は副腎で

 

ステロイドが多量に生産され、

 

過剰な腫れや痛みを

 

抑制にかかります。

 

 

 

このように人の身体は

 

自己免疫とステロイドの

 

バランスで成り立っています。

 

早く治すことが最大の目的

 

当院は早く治すことを目指しています。

 

しかし西洋医学では

 

「早く治す方法」は

 

研究されていません。

 

 

 

ですので、多くのスポーツ選手は

 

西洋医学離れをします。

 

 

 

外傷の基本は

 

安静(Rest)、

 

冷却 (Ice)、

 

圧迫(Compression)、

 

拳上(Elevation)

 

ですが………。

 

 

 

この考え方では

 

早く治すことは不可能です。

 

スポーツ選手の治療

 

スポーツ選手は故障との戦いです。

 

そのため、スポーツ選手の多くは

 

整形外科医と関わり合いを

 

持つことになります。

 

 

 

しかし現医学は病気を治すことで

 

発展した学問ですから

 

「普通に生活する分には問題がなく、激しく身体を動かす時のみに症状が出る」

 

 

というものを治すのには適しません。

 

 

 

最近ではスポーツ選手が

 

そのことに気づき、

 

 

整形外科医のアドバイスから離れ、

 

西洋医学以外の治療法を

 

選ぶようになってきています。

 

最優先は腫れを引かせる

 

外傷は痛みを伴います。

 

そして除痛することが治療の

 

原則のように考えがちです。

 

 

 

しかし、最優先は

 

・腫れ

 

・浮腫

 

をひかせることです。

 

 

 

 

痛みは結果であり、

 

全ての原因は腫れにあるからです。

 

 

 

 

腫れを引かせるための体内の物質は

 

副腎皮質ホルモン(ステロイド)です。

 

 

 

よってステロイドを用いた治療が

 

最速で治せる手段となります。

 

 

 

しかし、ステロイドは副作用が多く

 

非常にリスクが高い治療法です。

 

ステロイドで、関節がボロボロに?

 

ステロイドは、

 

効果は高いのですが副作用も強く

 

「諸刃の剣」的な治療法です。
ステロイド薬は強力に

 

炎症をおさえる作用があり、

 

膠原病や関節リウマチの

 

治療に広く使用されています。

 

 

 

 

しかし、ステロイドを

 

服用または注射する

 

ことによって骨が弱くなります。

 

 

 

ステロイド薬は

 

骨を作る細胞の働きを弱め、

 

骨を吸収する細胞の働きを強めて

 

骨を弱くします。

 

 

 

また、腸や腎臓での

 

カルシウムの吸収を低下させます。

 

 

 

ステロイド薬は

 

骨の量と質の両方を低下させます。

 

 

 

使用するステロイドの量が多いほど

 

骨折の危険性は高くなります。

 

ステロイド浮腫軽減作用は自己免疫活動抑制作用

 

ステロイドの浮腫軽減作用は

 

自己免疫活動を抑制する作用を意味します。

 

 

 

免疫は傷ついた組織・細胞を食し

 

新しい細胞に置き換える、

 

つまり新陳代謝の役割を担います。

 

 

 

ステロイドは、

 

この新陳代謝を抑制しますので

 

壊れた組織・細胞がその場に

 

多く滞在することになります。

 

 

 

壊れた細胞は関節内では

 

ムチンなどに変化(細胞適応)し、

 

邪魔にならないように画策します。

 

 

 

しかしそれでも壊れる細胞が増え続け、

 

それを処理できない状態が積み重なると、

 

局所は細胞のゴミ(死骸)で

 

あふれかえることになります。

 

 

 

 

これが新陳代謝を妨害しますから、

 

組織強度が低下し、

 

・靭帯損傷

 

・筋断裂

 

・骨軟骨破壊

 

につながります。

 

 

 

ステロイドの最大の効果であり

 

最大の弱点がこの

 

 

「自己免疫抑制・新陳代謝妨害」

 

にあります。

 

 

 

ステロイドを用いると

 

「腱などが断裂する」と言われる理由は

 

この新陳代謝妨害が深く

 

関わっていると言われています。

 

痛みに逆らってはいけない

 

痛みを除去することに

 

必死になることは

 

極めて愚かなことです。

 

 

 

痛みこそが

 

「早く治すための指針」であり、

 

痛みが来ないように運動することが

 

極めて重要だからです。

 

 

 

痛みは健康のための

 

プライベートコーチであり

 

貴方専用の先生です。

 

 

 

逆らうことは

 

最も愚かであると

 

肝に銘ずるべきです。

 

 

 

逆らうのではなく

 

痛みが来ないように動くのです。

 

 

 

痛みは嫌うものではなく、

 

ありがたい治療指針です。

 

あせりとリスクは表裏一体

 

整形外科医は外科医ですから

 

しばしば手術治療を勧めます。

 

 

 

最も早く結果と答えが出せるからです。

 

 

 

しかし、手術などの侵襲的な治療は

 

リスクに飛び込んでいることになることを

 

自覚しておくべきでしょう。

 

 

 

筋トレをして

 

治すという方法がありますが、

 

 

これもあせり心のあらわれである

 

ことを自覚しておいてください。

 

出血と血流増加のバランス

 

スポーツに限らず外傷では

 

その外傷部分に浮腫が起こります。

 

 

浮腫は出血を止めるために役立っています。

 

 

外傷に引き続き浮腫が起こる理由は

 

そもそも止血にあると言われています。

 

 

 

しかし、止血は「諸刃の剣」です。

 

血が止まる=血流が激しく減少 を意味し、

 

壊れた組織の修復ができなくなるからです。

 

 

 

外傷時のRICE(安静(Rest)、冷却 (Ice)、圧迫(Compression)、拳上(Elevation))は

 

まさに出血を防止するための方法であり、

 

血が止まってからも行えば、

 

それは傷の治療にマイナスになる

 

という新たな考え方が必要です。

 

 

 

つまり血が止まっているのに

 

「RICE」を行うことは

 

傷ついた組織に

 

マイナスにしかならない

 

ということです。

 

 

 

組織内の出血が止まるまでの間のみ

 

「RICE」をすればよいわけで、

 

 

出血が止まるまでの時間を考慮する

 

ことが外傷には必要です。

 

 

 

外傷後、何時間で内出血がとまるか?です。

 

 

止血までの時間は

 

傷の大きさ、安静度、気温

 

などで変化しますが

 

「腫れが止まった」時点で

 

止血完了と考えます。

 

 

 

腫れが止まった後に

 

「RICE」をすることは、

 

組織の修復を妨害します。

 

 

 

ここからは血流を増加させる方向に

 

治療することが望ましいわけですが、

 

 

これまで「腫れには冷やす」と

 

教科書で教わっているだけに、

 

 

血流増加のために

 

患部を温めるのには勇気がいります。

 

 

 

しかし、患者様をいち早く

 

回復させていくためには、

 

 

迷信にとらわれず、

 

腫れが止まった直後から

 

すみやかに血流増加に

 

治療方針を転換させる機転が必要です。

 

腫れを除去することが最優先

 

傷を早く治すものは常に血流です。

 

 

筋肉を動かすことにより、

 

局所の血流が増えることで

 

傷が早く治ると考えられます。

 

 

 

しかし、傷のある部分を

 

痛みを我慢して動かすことは、

 

 

出血と腫れを増やすリスクが高く、

 

血流が増えるというメリットがあるとしても、

 

マイナス部分が大きく、

 

 

「動いて治す」は

 

「動くことで損傷させる」ことと

 

「動くことで血流が増加して修復が進む」

 

のバランスが問題になります。

 

 

 

このバランスがマイナスに傾くことは、

 

やってはいけないこととなります。

 

 

「動いて治す療法」を行うと、

 

血流増加よりも

 

組織損傷のマイナスの方が

 

大きくなりますから

 

さらに悪化させます。

 

 

 

外傷部分の組織は浮腫により

 

必ず血行不良が起こっています。

 

 

 

血行不良もまた

 

新陳代謝を妨害する

 

最大の原因となります。

 

怪我を治すのは血流のみ

 

故障している箇所に腫れがあれば、

 

この腫れを除去しない限り、

 

血流改善が計れません。

 

 

 

腱がきれていても、

 

関節が破けていても、

 

軟骨に凹凸ができていても、

 

 

それらを修復できるのは

 

常に血流のみです。

 

 

 

外傷を早く治すためには、

 

血流の増加を最優先に

 

考えていかなければなりません。

疼痛学|日常損傷病学 参照


 

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