Hoffa病(膝蓋下脂肪体炎)

Hoffa病(膝蓋下脂肪体炎)2

 

膝の前で膝小僧のすぐ

 

下あたりの痛みを

 

「Anterior Knee Pain」といいます。

 

 

 

「Anterior Knee Pain」を訴える

 

患者様は、結構多くいらっしゃいます。

 

 

 

その中で極めて重要なのが、

 

膝蓋下脂肪体の炎症が原因

 

として考えられる症例です。

 

 

 

今までこの脂肪体はほとんど

 

注目されてきませんでした。

 

 

 

しかし、最近になって、

 

ここが痛みを感じ取るセンサーが

 

非常に多いことがわかってきました。

 

 

 

お皿の下辺りでの痛みで、

 

名前もマイナーなため

 

見落とされやすく、

 

 

ジャンパー膝(膝蓋腱炎)や

 

オスグット病などと

 

間違えることがあります。

 

 

 

膝蓋下脂肪体は、

 

レントゲンには写りません。

 

 

画像診断では、

 

エコー(超音波)検査や

 

MRIが有効になります。

膝蓋下脂肪体とは?

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上の写真を見て下さい。

 

これは膝を横からみた

 

模式図です。

 

 

 

青い色のところが

 

膝蓋下脂肪体です。

 

 

 

ちょうど、膝小僧の

 

すぐ下にあります。

 

 

 

これは脂肪のクッション

 

のようなものです。

 

 

 

膝蓋下脂肪体は、

 

膝蓋腱(膝蓋靭帯)の

 

深層にある脂肪の塊です。

 

 

 

まわりを膜で囲まれていて、

 

なかは柔らかい

 

脂肪でできています。

 

 

 

膝を構成している、

 

大腿骨、膝蓋骨、脛骨の間にあり、

 

隙間を埋めるように存在しています。

 

 

 

膝蓋腱(膝蓋靭帯)直下にあり、

 

表層の脂肪体は動きが少なく、

 

深層で膝関節の動きとともに

 

大きく形を変化させます。

 

 

 

内部に繊細な線維を含み、

 

膝蓋骨の血流を仲介する

 

主要な経路の一つであり、

 

重要な役割を果たしています。

 

 

 

膝蓋下脂肪体は、

 

膝の曲げ伸ばしの際に、

 

その形を変えながら動きます。

 

 

 

 

膝蓋下脂肪体は

 

神経や血管が豊富な為、

 

痛みを感じやすい場所です。

 

膝蓋下脂肪体の役割とは?

 

膝蓋骨下脂肪体は、

 

膝関節の動きに同調し、

 

下の図で示したように形を変えます。

 

 

膝蓋下脂肪体

 

 

膝蓋下脂肪体は

 

膝の曲げ伸ばしの際に、

 

その形を変えながら動きますが、

 

 

 

膝が曲がる時には後ろに移動し、

 

それと同時に膝蓋骨の後ろ方の

 

スペースにも入り込んできます。

 

 

 

そうする事で膝蓋骨と大腿骨

 

のクッションになります。

 

 

 

膝が曲がった状態から伸ばすと

 

膝蓋下脂肪体は、

 

前の方へ移動します。

 

 

 

 

膝が伸びた状態では、

 

膝蓋骨によって引き上げられ、

 

 

 

曲げた状態では関節内に

 

押し込められるような形となります。

 

 

 

大腿四頭筋の生み出した力を

 

効率的に脛骨粗面に伝達しています。

 

膝蓋下脂肪体の役割とは?

 

膝蓋下脂肪体は

 

膝関節にとって、

 

大切な役割を担っています。

 

 

 

膝蓋下脂肪体の役割は、

 

大きく分けて、5つあります。

 

 

1、衝撃などの外力をやわらげるクッションの役目

 

 

2、表面を覆う滑膜による関節液の分泌、関節の動きを良くする潤滑作用

 

 

3、関節軟骨面の清掃

 

 

4、摩擦や刺激から膝関節を守る防御の機能

 

 

5、膝蓋骨、あるいは膝蓋下脂肪体の血流に対するpumping action(ポンプ作用)

 

 

Hoffa病(膝蓋下脂肪体炎)の原因とは?

 

膝蓋下脂肪体の炎症

 

原因は次のとおりです。

 

 

・歩きすぎやスポーツなどの運動によるオーバーユース

 

 

・体重の増加

 

 

・打撲などの外傷

 

 

・反張膝(膝が過度に伸びている状態)

 

 

・他の膝の障害による二次的な要因(半月板損傷、変形性膝関節症、膝の手術など)

 

Hoffa病(膝蓋下脂肪体炎)の発生機序とは?

 

Hoffa病(膝蓋下脂肪体炎)は、

 

以下の図のような過程で、

 

痛みを生じるといわれています。

 

Hoffa病(膝蓋下脂肪体炎)

 

Hoffa病(膝蓋下脂肪体炎)は、

 

膝蓋下脂肪体が外傷や

 

繰り返しの機械的刺激によって

 

 

微細な損傷を受け小出血を生じ、

 

その刺激によって細胞浸潤・

 

結合織性肥大を起こし

 

 

線維化するために

 

柔軟性を失います。

 

 

 

その為、本来膝関節伸展に伴う

 

前方移動が阻害されることによって、

 

 

大腿脛骨関節(FT関節)間や

 

大腿膝蓋関節(PF関節)間に

 

挟まれることで疼痛を

 

引き起こすといわれています。

 

 

実は、膝蓋下脂肪体は

 

炎症が起きると

 

血管がすぐにできてしまい、

 

 

そして血管のすぐ近くに

 

痛みに関係する神経が

 

一緒になって増えます。

 

 

人間の身体は、

 

炎症が起こると、

 

 

普段は見られないような

 

異常な血管が増殖してきます。

 

 

 

更にその血管の周りには、

 

神経線維が増えます。

 

 

 

この「血管と神経」の組み合わせが、

 

増えてしまうと

 

 

その場所にある細かい神経線維が

 

興奮状態になります。

 

 

 

 

普通であれば痛みを

 

生じないような動きでも、

 

 

痛みの信号が

 

脳に伝わることになります。

 

 

 

 

年齢的には、

 

10代や20代の若い方が、

 

多いと言われております。

 

診断のポイントと症状とは?

 

Hoffa病(膝蓋下脂肪体炎)の診断は、

 

膝蓋下脂肪体部の腫脹と、

 

下の写真の、赤丸の部分に

 

圧痛がみられます。

 

Hoffa病(膝蓋下脂肪体炎)1

 

 

Hoffa sign

 

また、特徴的な所見として、

 

下の写真で示すHoffa signを

 

確認することで、

 

診断の一助となります。

 

Hoffa sign

 

Hoffa signとは、

 

膝蓋靭帯の両側から、

 

膝蓋下脂肪体を圧迫しながら

 

膝90度屈曲位から伸展させ、

 

痛みを誘発させるテストです。

 

 

膝を曲げて膝のお皿の下、

 

膝蓋靱帯の横の部分を

 

左右から圧迫をします。

 

 

 

圧迫をしたまま

 

膝を伸ばしていくと、

 

伸ばしきる後半で

 

痛みが生じます。

 

 

 

これで痛みが生じた場合は、

 

Hoffa病(膝蓋下脂肪体炎)

 

である可能性が高いです。

 

 

 

 

膝蓋下脂肪体は、

 

膝を伸ばした状態で前方に

 

押し出されるので、

 

 

曲げた時よりも

 

伸ばした状態の方が、

 

痛みを生じやすいのが特徴です。

 


 

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