突き指

突き指とは

突き指というのは正式名称や医学用語というわけでなく、指先に外力がかかることで起きる怪我の総称のことです。

運動中などに瞬時に大きな力が加わった結果、骨と骨をつなぐ靭帯や筋肉、腱が断裂したり、伸びたりして損傷を受けます。
また、骨の一部が折れ、靭帯や腱が骨ごとはがれる場合もあります。

手の指だけでなく、足の指でも起こります。

突き指の原因

突き指の原因となるのは、指先への衝撃が加わることです。
特に指を反らす方向に衝撃が加わると、指の関節は衝撃を吸収しきることができない為、捻挫や骨折などの外傷に繋がってしまいます。

日常生活においては、なにかに指先をぶつけたり、ドアに指を挟んでしまったりなどしておこります。またスポーツ中では、タックルを指先に受けたり、ボールを捕り損ねたり、ボールが当たったり、ボールをキックしたり(足の指)などしておこります。

突き指における腫れの正体は、主に内出血と炎症です。
そのため指の曲げ伸ばしがうまく行うことができないということが起こります。
打撲や捻挫などの場合が多いですが、脱臼や骨折などの重傷な場合もあります。

1、激しい痛み

激しい痛みをともないます。突き指は強い力が瞬間的に加わることで起こります。負傷した直後はジーンとしびれるような痛みを感じ、次第にズキズキとした痛みに変わっていくのが一般的です。

2、熱と腫れ

突き指をすると、患部には炎症が起きます。炎症とは、痛みに伴い患部が腫れ、熱を持つことです。

3、指の変形

指が変にに曲がっている場合、骨折を疑いたくなりますが、骨折を起こしていない突き指であっても、指の関節が変形してしまう場合があります。
また、昔から突き指をしたらまず引っ張る、という話を聞いたことがあるかもしれませんが、一般的に正しい初期対応は安静と固定です。指を引っ張った際に、組織損傷をさらに悪化させてしまう可能性があります。

 突き指の応急処置

突き指をしてしまったら、やっていたスポーツは中止し、まず安静にして下さい。
そして応急処置であるRICE処置を行います。
RICE処置とは、R:rest安静、I:iceアイシング冷やすこと、C:compression固定・圧迫、E:elevation挙上の頭文字からくる処置です。

この順序で短時間で正しく行うことがその後の怪我の回復を早めますことにも繋がります。

① R:Rest 安静

② I:Ice 冷却

③ C:Compression 圧迫、固定

④ E:Elevation 挙上

安静にして冷やす

突き指をしてしまったら、すぐにやっていたスポーツを中止して下さい。
安静にしたら次に患部を冷やして下さい。
突き指は、指の靭帯や細胞を損傷している場合が多いので、内出血を抑えるために冷やします。患部に血が集まってくると、患部の損傷部位を拡げてしまいます。
拡がれば、怪我をしたところだけでなく、二次損傷をおこしてしまっている可能性があり、その分回復に時間が掛かってしまいます。

固定する

患部を冷やしたら、すぐに固定します。割り箸などを使って、突き指した患部に添え木ができれば一番よいのですが・・・。もし添え木がなければ、隣の指と一緒に、二本の指を包帯やテーピングで固定することでも同様の効果が得られます。

患部を心臓より高い位置に上げる

突き指をしたところを心臓の位置より下にもっていくと、内出血が助長されてしまう為に指の関節の腫れが悪化してしまいます。突き指をしたほうの腕を心臓より高い位置にもっていく事が大切です。

突き指で絶対にしてはいけない注意点!

指を引っ張ってはいけない

筆者の子供の頃は、「突き指したらすぐに指を引っ張って伸ばせ」と教わってきましたし、筆者も子供の頃までは、突き指をしたら指を引っ張ってました。
しかし、突き指になって指を引っぱるのは絶対にやめて下さい。
突き指は、指の腱や靱帯が切れている可能性があります。もし、切れている場合に引っ張ってしまうと腱や靭帯などの損傷が悪化する可能性があり、治りも悪くなるので、突き指は引っ張らないことが大切です。

お酒は絶対に飲まない

これは怪我全般に言えることですが、飲酒は控えて下さい。突き指した状態で、アルコールを摂取すると炎症が悪化する事があります。突き指したらお酒は飲まないようにしましょう。

突き指の予防法

突き指は基本的に突発的な外力によって起きる怪我ですので、確実に回避することはできません。
しかし、意外と怠りがちなのが、運動をする前の準備体操です。
スポーツをする前には、指も忘れずにしっかりとストレッチをして下さい。
指の関節の可動域を広げることで、突き指が発症しづらくなります。

突き指の後遺症とは?

突き指は軽視されがちな外傷ですが、ときには後遺症を残すこともあります。
突き指の後遺症の代表は、指の形状の変形です。

・指の関節が太いままになる。
・指の関節の可動域が小さくなる。
・指の関節が曲がったままになる。

指の関節の靭帯・腱・軟骨などが変形したままで固まってしまうと、なかなか元通りにすることはできません。特に女性などは後悔するケースがよくありますから注意しましょう。

突き指に対する大原接骨院の治療

まず突き指による損傷具合、腫れ、炎症度合いなどを診て判断します。
症状に応じてアイシング、包帯やプライトンでの固定を行います。
怪我をして48時間以降は、温熱療法、超音波、手技療法などの怪我の治りを早くする治療を行っていきます。
処置が悪いと、いつまで経っても治らず後遺症に繋がる可能性もございますので、軽い症状でも、お気軽にご来院頂ければと思います。

治療の流れ

受付
受付
初診時は保険証をお持ちなり、受付にて問診票と当院の説明の入った資料をお渡しいたします。閲覧いただきましたら必要な箇所にご記入いただいてお待ちください。記入しきれなくても問診時にご相談いただいても結構です。
問診
問診
お名前をお呼びしましてから、問診をはじめます。先生が問診表をもとに自覚症状や発症状況、痛みやだるさをおうかがいします。気になる事があれば、何でもお話してください。色々な整形学的検査と確かな経験のもとに原因を探ります。
診察・治療説明
診察・治療説明
痛みやだるさのある箇所を詳しく診察いたします。痛みがでる体勢や関節の可動域などを確認し、患部の状態や原因を確認いたします。原因は千差万別ですので診察中でもお気軽にお伝えいただくことにより、根本的な治療が可能となります。
治療
治療
症状と治療の説明をご理解いただいた上で施術をおこないます。痛みの多くは筋肉のバランスが崩れることや背骨や骨盤などが歪むことにより発生します。力を抜いてリラックスしていただき、筋肉の緊張をほぐしていきます。患者様にあった必要な治療をおこないますのでご安心ください。
術後の確認・説明
術後の確認・説明
施術後の痛みや動きを確認し、日常生活で気を付けて頂きたいことや筋トレの方法やストレッチのやり方などを説明し、次回の治療の説明をします。

 

施術料金

保険診療

各種健康保険が使えます。

お越しの際には保険証をご持参ください。

保険診療は症状により異なりますが下記の料金が目安となります。

初診

3割 2割 1割
保険の割合に
よります
~1,200円 ~800円 ~600円

2回目

3割 2割 1割
保険の割合に
よります
~570円 ~380円 ~180円

3回目~

3割 2割 1割
保険の割合に
よります
~480円 ~320円 ~180円

矯正治療(自由診療)

患者様によって治療内容は変わります。

診察で金額と効果をしっかりご説明いたします。

初回 2,160円~
2回目~ 1,080円~

延長マッサージ (自由診療)

5分単位で何分でも延長することができます。

5分  540円
10分 1,080円
20分 2,160円

アクセス

突き指

大原接骨院

小田急江ノ島線
南林間駅西口より徒歩1分
スーパータイガ前
神奈川県大和市南林間1-10-19
TEL.046-273-3307
>>駅からの道のり(動画)