肥満になると食欲が抑えられなくなる理由とは?

本日は、一度太るとなぜ痩せにくいのか? 食欲と肥満の科学と題してお伝えいたします。

 

 

太ったことのある人なら実感しているのではないでしょうか。

 

一度太ると痩せるのは大変です。

 

 

それは、太ったことによって身体の中も変化するからです。

 

 

ネズミを常にエサが食べられる状態で飼育しても、ほとんど太らないそうです。

 

食べる量は毎日ほぼ同じで、数日絶食させ、その後再びエサを与えても、何日かは絶食前より多くのエサを食べて体重を一時的に増やすが、その後は食べる量を減らして元に戻すそうです。

 

 

人間も、ネズミと同じように体重を一定に保つ仕組みを持っています。

 

 

ではなぜ人は太るのか?

 

 

食べ物を食べようとする欲求「食欲」についてみてみましょう。

 

 

 

「空腹中枢」「満腹中枢」は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

 

血糖値の低下を空腹中枢が検知して食欲が発生し、血糖値の上昇が満腹中枢を刺激して満腹だと感じます。

 

 

血糖値が食欲に関係しているのは明らかです。

 

 

だが、その後の研究から、血糖値だけでは食欲を説明しきれない現象が明らかになりました。

 

 

すなわち、血糖値以外に空腹感と満腹感を生み出しているものが存在していることが分かりました。

 

 

血糖値以外に食欲をコントロールするもの、それがレプチンだです。

 

 

レプチンは1994年に発見された脂肪細胞だけで作られるホルモンのことです。

 

 

視床下部に働いて摂食行動を強力に抑制します。

 

 

また、交感神経を活発化させて、脂肪細胞の分解を促進します。

 

 

つまり、二重の仕組みで肥満を解消するように働きます。

 

 

脳の弓状核はレプチン受容体を持っていて、これがレプチンの情報を伝えています。

 

 

このレプチンの働きによって、体内の脂肪量が一定に保たれていると考えられます。

 

 

食べる量が増えて体脂肪が増加すると、脂肪細胞で作られるレプチンの量も増えます。

 

 

すると、レプチンが作用することで、食欲が抑制され食べる量が減り、中性脂肪の分解も進みます。

 

 

レプチンは強力に食欲を抑えるため、当初は痩せ薬として期待されました。

 

 

しかし、この期待は早々と崩れ去ることになります。

 

 

なぜなら、肥満状態が続くとレプチンが効きにくくなる、「レプチン抵抗性」と呼ばれる症状が生じることが分かったからです。

 

 

そもそも肥満者では脂肪組織が拡大しているので、レプチンが大量に放出されているはずです。

 

実際に、肥満している人の血液中のレプチン濃度を測定してみると、痩せている人に比べてとても高いそうです。

 

 

つまり、弓状核にレプチンが大量に届いているにもかかわらず、「レプチン抵抗性」のために肥満者では食欲が抑えられていません。

 

 

 
 

 

 

 

 

本日も最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

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