いびきを軽減させる鼻腔挿入デバイス「ナステント」を開発販売しているセブン・ドリーマーズ社が、全国の20歳以上の男女を対象に睡眠に関する実態と満足度を調査しました。
今回は、その回答状況を紹介していきます。
理想的な睡眠時間は平均7.3時間に対し、平日の睡眠時間は平均6.1時間
理想の睡眠時間と実際の睡眠時間を調査したところ、男女どの年代も平均して1時間以上も理想と実際の睡眠時間に差があることがわかりました。
一人で寝ている人は全体で58%。年齢が高くなるほど夫婦で寝ている人の割合が高い
睡眠関連ワードの認知度1位は「不眠症」 意外に低い「睡眠負債」
睡眠に関する病気のワードとして、認知度が最も高かったのは「不眠症」(69.9%)で、次いで睡眠時無呼吸症候群 (59.7%)、夢遊病(56.8%)の順となりました。
「睡眠負債」は2017年の『ユーキャン新語・流行語大賞』トップテンに ランクインしましたが、認知度は24.2%であと一歩のようです。疾患名の方が認知度が高いということは、悩まれている方が多いことが想像できます。
3人に1人は睡眠に対する何らかの不満を持っている
睡眠に関する満足度について聴取したところ、睡眠に「満足」「やや満足」と回答した人は合わせて約40%、逆に「不満」「やや不満」と回答した人は合わせて約35%で、国内の20代以上の男女のうち、3人に1人は現在の睡眠に満足していない状況であることがわかりました。
睡眠に関してどのようなことを悩んでいるのか、アンケートでさらに詳しく聴取。
睡眠に対して悩んでいることでは男女間での差が明らかに
睡眠に対して悩んでいることをたずねたところ、最も多かった悩みは「朝起きても眠気を感じる」で全体の31.7%、 次いで「寝ても疲れがとれない(30.7%)」や「睡眠の質が悪い(27.0%)」が続きました。
特に女性は、朝の眠気・疲労に加え、「なかなか寝付けない」といった悩みを挙げた割合が男性よりも高く、一方の男性では、「いびきをかいている」や「無呼吸になることがある」など「いびき」に関する悩みの割合が女性よりも高くなる結果に。
1人よりも夫婦で寝ている人のほうが睡眠への満足度は高い
一方で、「一緒に寝ている人」別に睡眠に関する満足度を調べたところ、「夫婦のみ」と回答した人の満足度(「満足」「やや満足」の合計値)が最も高くなりました(48.5%)。安心感が満足度につながっているのかもしれません。
対策をした人のうち、7割以上が睡眠の質が向上
最後に、睡眠の質の改善に向けて対策をした人を対象に、どのような対策をしているのかをたずね、向上した/やや向上 した/どちらともいえない/あまり向上しなかった/向上しなかった/の5段階で自己評価をして貰った。
対策をしている人が多かった項目は「部屋の明るさを調整している」「暖かい飲み物を飲む」などがあがった。「向上した」「やや向上した」を含む「向上した 計」の割合が高い対策は、「耳栓」「アプリ」「身体にあったマット レス」の使用があがっている。
一方、「飲酒」に関しては「向上した」の割合が半分弱と他の対策に比べて低く、睡眠の質の向上への実感にはつながりにくいようです。また、「通院している/通院した」人は、「向上しない」の割合が他の対策に比べて低く、医療機関にへ相談することで睡眠の改善の糸口をつかめている人が多いことが考えられます。
【調査概要】
調 査 期 間:2018年1月24日~1月26日
調 査 方 法:インターネットを利用し睡眠に関する実態をアンケートで調査
調査パネル:楽天ウェブ検索利用モニタ
調 査 対 象:全国20歳以上の男女(計2142サンプル ※男性:50.5%、女性:49.5%)
集 計 方 法:性年代別人口とネット利用率に合わせたウェイトバック集計
※セブン・ドリーマーズ調べ