MCTダイエット

肉などの脂質を中心にした高脂肪食がインスリン感受性を下げるのに対し、よりケトン体に近い短鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸はインスリン感受性を向上させます。

 

 

短鎖脂肪酸(SCFA)や中鎖脂肪酸(MCT)の代謝は糖質と同じくらい負担が少なく、悪い脂質と良い脂質の差が激しいため、十把一絡げな「脂質」という呼称はデメリットが多いと感じます。

 

 

短鎖脂肪酸は主に繊維質から腸内細菌叢によって造られるものであり、これらは普通、野菜や果物とセットになっています。

 

 

つまり野菜や果物は、短い脂肪酸と炭水化物の両方を供給するということです。

 

 

繊維質の重要性は間違いないが、繊維をうまく消化出来ない人がいたり、野菜や果物が十分な量食べられない人がいたりします。

 

 

 

MCTでインスリン感受性を上げると、代謝が改善されて糖質も蛋白質もうまく利用されるようになります。

 

 

MCTの効果

 

薬物で2型糖尿病を発生させたマウス実験。

(Sung, M.-H.; Liao, F.-H.; Chien, Y.-W. Medium-Chain Triglycerides Lower Blood Lipids and Body Weight in Streptozotocin-Induced Type 2 Diabetes Rats. Nutrients 2018, 10, 963.
https://www.mdpi.com/2072-6643/10/8/963)

 

食事別に下の4群に分けます。

 

LS 低脂肪食+大豆油、脂質カロリーは29%、大豆オイル

 

LM 低脂肪食+MCT、脂質カロリーは29%、MCT

 

HS 高脂肪食+大豆油、脂質カロリーは58%、大豆オイル

 

HM 高脂肪食+MCT脂質カロリーは58%、大豆オイルとMCTで半々

 

 

 

8週間後、糖負荷試験では

 

LM(低脂+MCT)

 

HM(高脂+MCT)

 

LS(低脂+大豆油)

 

HS(高脂+大豆油)

 

の順に耐糖能が良いという結果が出たようです。

 

 

そのうえ肝臓の脂質を下げた割合も上と同じ順序となり、コレステロール組成の改善度合いも同じとなったようです。

 

 

つまり糖尿病マウスの食事にMCTを加えると、インスリン感受性を高め、耐糖能を上げ、コレステロール・プロフィールを改善し、脂肪肝を寛解させる効果があると考えられます。

 

 

高脂肪食にすればする程、耐糖能が悪くなることは分かっていますので、MCTの代謝は良質の糖質に近いのではないでしょうか。

 

 

この実験を見るとMCTの代謝改善効果は蜂蜜に近いものがあります。

 

 

特筆すべきは大豆油(PUFA)にMCTを足すと、大豆油の代謝ダメージが軽減される点です。

 

 

 

 

 

MCTは肝臓のβ細胞を元気に

 

 

下の研究ではMCT(C8, C10)が肝臓のβ細胞にエネルギーを与えて健全に保つ仕組みを考察しています。

 

 

長い鎖の脂肪酸はミトコンドリアを疲弊させますが、中鎖から短鎖脂肪酸になると、とたんに「健康に良い」と考えられるような証左が多く出てきます。

 

 

MCTはβ細胞も元気にします。

 

 


Pujol, J.B.; Christinat, N.; Ratinaud, Y.; Savoia, C.; Mitchell, S.E.; Dioum, E.H.M. Coordination of GPR40 and Ketogenesis Signaling by Medium Chain Fatty Acids Regulates Beta Cell Function. Nutrients 201810, 473.
https://www.mdpi.com/2072-6643/10/4/473

 

 

MCTは腸内細菌叢にも好影響

 

 

下の研究ではMCTは腸内細菌叢に好影響を与え、肥満を解消するしくみが考察されています。

(Rial, S.A.; Karelis, A.D.; Bergeron, K.-F.; Mounier, C. Gut Microbiota and Metabolic Health: The Potential Beneficial Effects of a Medium Chain Triglyceride Diet in Obese Individuals. Nutrients 2016, 8, 281. https://www.mdpi.com/2072-6643/8/5/281)

 

 

 

前述したような、インスリン感受性向上、肝臓脂肪低減に加え、MCTはいわゆる善玉菌を増やしてエンドトキシンを低減し、腸壁の健全さを向上させます。

 

 

 

そういった広範な抗炎症効果を通じて肥満を解消すると考えられます。

 

 

この研究で、不健康肥満の状態から体重だけ落とすと不健康な痩せ型になってしまうのでよくありません。

 

 

肥満不健康からまず炎症を治し、肥満健康になった後に体重を落とすということが重要にもなってきます。

 

 

もちろん肥満解消と健康度改善はゆっくりやれば同時進行出来ます。

 

 

 

 

 

本日も最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

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