変形性膝関節症の辛さは、その痛みを経験した人でないと分からないとと言われます。
歩行時の痛み、階段の昇り降りが辛い、正座が出来ない、膝をピンと伸ばすことが出来ない等ではないでしょうか?
そんな変形性膝関節症に対する、病院(整形外科)の治療法が、本当に根本的な治療法になっているのかという疑問を、お持ちになったことのある方も少なくないのではないでしょうか?
病院(整形外科)で行っている変形性膝関節症方法とは?
〇鎮痛剤(痛み止め)の内服薬(飲み薬)
〇注射(筋肉注射・静脈注射)
〇坐薬(消炎鎮痛剤)
〇外用剤(湿布薬・貼り薬・塗り薬)
〇関節内注射(ヒアルロン酸注射)
〇関節鏡手術
〇人工膝関節手術
病院で受けたこれらの治療法は、本当に変形性膝関節症の根本的な治療法になっているのかという疑問をお持ちになったことはありませんか?
これらの治療法は、一時的には痛みやシビレといった症状が軽減しますが、ほとんどの場合、しばらくするとまた元通りになってしまいます(中にはほとんど軽減しないという方もいます)。
これらの治療法は、痛みやシビレの根本原因を治していく方法ではなく、「対症療法」と呼ばれる、症状を緩和することを目的とした治療法だからです。
現代医学が得意とするものは?
〇外傷に対する外科的処置
〇細菌を抗生物質で殺すこと
以上については、非常に優れているのが西洋医学です。
今から、たった70年前(第二次世界大戦前後)には、手術のための麻酔技術・滅菌・消毒などの技術は発達しておらず、手術による死亡率も高いというのが実態でした。
また、抗生物質も普及しておらず、結核を初めとする細菌感染による死亡者も多かったのです。
当時の平均寿命は50歳前後だったのですが、今や80歳前後に延びたのですから、現代医学の発展は、私たちに大きな功績をもたらしてくれたと言えます。
しかし、そんな現代医学にも、苦手な分野があります。
現代医学は、身体を組織や臓器の「集まり」ととらえ、それぞれをバラバラに診ます。
つまり、1つ1つの「部品」を詳しく診て、そこに異常があればそれを治すという考え方です(血圧が高ければ降圧剤、頭痛がすれば鎮痛薬、熱が出れば解熱剤、咳が出れば咳止め薬=鎮咳剤、というように)。
しかし、人間の身体は機械のように無機的な部品の集合体ではありません。
1つ1つの組織や臓器は、個別に存在しているのではなく、互いに連携し合って助けあったり、互いに影響を及ぼしあうという有機的な繋がりを持って、存在しているのです。
ですかすら、いくら詳しく1つ1つの「部品」を検査して、その症状を突きとめても、そこから生まれてくる治療法は、対症療法の域を出ることはありません。
このような発想法をとっている現代医学の治療法では、病気を根本から治すという発想が置き去りにされている、と言っても過言ではないのではないでしょうか。
その結果、外科的治療や細菌感染という分野は非常に得意とするけれども、原因が複合的な疾患(生活習慣病・アレルギー性疾患・リウマチ・神経痛など)に対しては、その原因から治療する治療法が確立されていないというのが現状です。
そして、変形性膝関節症についても、そのことは当てはまり、その原因は、外傷でもなければ、細菌感染でもないのですから、その原因から治療する治療法が確立されていない分野の1つなのです。
変形性膝関節症の、もっと根本的な原因は何なのでしょう?
変形性膝関節症の原因は、主に老化が原因で、膝関節の変形が起きることあると言われています
そして、その症状は、立ち上がる時や階段の昇り降りの時に痛みが生じ、水(関節水)が溜まって、膝が腫れるというものです
しかし、変形性膝関節症の原因は、本当に老化と膝関節の変形なのでしょうか?
もしそうだとしたら(それだけだとしたら)、・・・・
老化が原因だとしたら、老人のほとんど全員が変形性膝関節症になるはずです
しかし、実際にはご老人の方でも変形性膝関節症にならない方もたくさんいらっしゃいます
膝関節の変形により、痛みや腫れが起きるのだとしたら、
膝関節の変形のひどい方は症状はひどい
膝関節の変形の軽い方は症状は軽い
という関係が成り立つはずです
しかし、現実には、変形がひどくても症状は軽いという方、逆に変形が軽くても症状がひどいという方も少なくないのです
以上のことは、老化と膝関節の変形という原因以外に、変形性膝関節症になってしまう人とならない人とを分ける、別の根本的な原因があることを示しています
炎症が発生した結果、血流が悪くなってしまう。
血流の悪化は、血流を「川の流れ」に例えれば、その流れに「澱(よど)み」を発生させます。
血行不良が起きれば、新鮮な酸素や栄養が不足してしまいます。
酸素と栄養の不足は、膝関節とその周囲の組織に対して、「このままでは細胞が死んでしまう」という状況を引き起こします。
そのため、膝関節及びその周囲の組織は、痛みという「緊急警報」とでも言うサインを出すのです。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。
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