筋膜リリース

そもそも「筋膜」って何ですか?

 

と思われる方の為に本日は、「筋膜」と「治療」の関係性について簡単に説明していきたいと思います。

 

 

 

筋膜とは

国際筋膜研究学術大会にて「Fascia」は「人体に広がっている結合組織系の軟部組織成分」と示されています。(Findley & Langevin 2009)

 

 

筋膜とはどこか一部分を指すのではなく、全身に張り巡らされている膜のことをいいますが、筋膜というのは3種類あり「筋内膜」「筋周膜」「筋外膜」とあります。

 

 

オレンジの薄皮をイメージするとわかりやすく、厚い皮が皮膚、果肉が筋肉で、真ん中にある薄皮が筋膜に該当します。

 

 

筋肉というのは「筋繊維」一本一本が束になることで作られます。

 

 

その「筋繊維」一本一本を包むように「筋内膜」はあり、その包んだ物を束ねる為の「筋周膜」があります。

 

 

更にそれらを束なる為に「筋外膜」があります。

 

 

<下の図参照>

 

筋膜リリース

 

 

 

 

たとえば、鶏のモモ肉や胸肉を思い浮かべるとわかりやすいのですが、鶏皮をめくると皮と肉の間に薄い半透明の膜があります。

 

 

これが「筋外膜」で、ヒトの場合も同じです。

 

 

鶏皮はすなわち皮膚、そして肉の部分が筋肉で、その筋肉を包み込んでいるのが筋膜の中の筋外膜です。

 

ヒトの筋膜は実はひとつではなく、上の5つからなっています。

 

 

浅筋膜は皮下組織にあり、深筋膜は全身の筋肉をつなげてボディスーツのようにすっぽりと包み込み、筋外膜はひとつひとつの筋肉を包み、筋周膜と筋内膜に連続しています。

 

 

さらに筋周膜は筋束を、筋内膜は筋線維1本1本を包み込んでいます。

 

 

この筋膜は頭から手や足の先まで全身につながり、筋膜以外を溶かしても身体の形が残るということで「第2の骨格」ともいわれる重要な存在です。

 

 

筋肉を正しく動かすためには、これら筋膜が柔軟に動くことが必要なのです。

 

 

悪い姿勢や、同じ作業を繰り返すなどの偏った動作を長時間続けていると、不必要な負担が身体の一部分に集中して筋肉が固まり、それにともなって筋膜も自由度を失います。

 

 

そうなると筋膜はよじれてこわばり、筋膜の上にある皮膚と筋膜の下にある筋肉がそれぞれ動きづらくなります。

 

 

つまり、ひとつの筋肉を包む筋外膜に問題が生じるとその上にある全身の筋肉を包む深筋膜に波及し、深筋膜のつながりを介して他の筋肉へ問題が伝播していきます。

 

 

その結果、その配列上のすべての筋膜の動きや働きに影響をおよぼして十分な筋力を発揮できなくなり、柔軟性も悪くなって、スポーツではパフォーマンスの低下を引き起こします。

 

 

そのことが、ひいてはケガを引き起こす要因ともなります。

 

 

また、そうした筋膜のよじれやこわばりは、身体のこりやはり、痛みの症状にあらわれます。

 

 

この筋膜の機能異常の厄介な点は、その異常を他の部分でかばおうと代償を生じさせること。

 

 

ある部分の筋膜のよじれやこわばりが深筋膜から広範囲に広がってしまうことで筋膜自体が自力でほぐれることができなくなり、正しい姿勢や動作が制限されてしまうのです。
 

 

 

 

そこで萎縮・癒着してしまった筋膜を剥がす為に「筋膜リリース」をおこなっていくと「筋肉の柔軟性が高まり」、「関節の可動域が広がっていき」痛みの改善にも繋がっていきます。

 

 

5つの筋膜ネット

 

人間の身体には大きく5つの筋膜ネットがあります。

 

 

下半身からおなかまでの体前面をおおう“フロントネット”、

 

 

足底から後頭部までの体背面をおおう“バックネット”、

 

 

体側面をおおう“サイドネット”、

 

 

脚前面から肩~腕背面を斜めにおおう“インナーネット”、

 

 

首前面から胸部~腕前面をおおう“アームネット”があります。

 

 

筋膜リリース

 

 

 

筋膜リリースするとどうなる?

 

 

 

筋膜リリースのポイントは"押しのばす"ことです。

 

 

 

筋膜はしこりやねじれにより、縮こまって複雑に絡み合います。

 

 

それをめん棒で押しのばすようにゆっくりとならしていくことで、きれいな網目状の筋膜になり、痛みも感じにくくなります。

 

 

ストレッチとは違うのか?

 

筋膜リリースがストレッチなどと違うのは、広い面での圧迫を加え、押しのばすことができる点です。

 

 

 

ストレッチでも筋膜をのばすことはできますが、ストレッチだと縦方向の筋膜の縮こまりにしか効かないんです。

 

 

筋膜は複雑に張り巡らされていて、横や斜め方向のしこりやねじれも多くあります。

 

 

それをのばすには、点ではなく面で、あらゆる方向に圧をかけることが必要になってきます。

 

 

 

大原接骨院ではこの「筋膜リリース」をはじめ様々な手技で今ある痛みを取り去っていきます!

 

 

大和市もしくは大和市周辺に在勤在住の方で身体に痛みがある方は大原接骨院にお電話ください。
 

 

 

 

 

本日も最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

大原接骨院【交通事故、むち打ち専門治療・骨盤矯正・スポーツ整体】

 

 

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