カフェイン

今回は、カフェインについてです。

 

私は、選手の時代からカフェイン摂取には、気を使っていました。

私の選手時代は、ドーピングにうるさくなかったので

ドーピングに引っかからない為に気を付けていたわけでなく

有効にカフェインを利用しようと考えていたからです。

 

その為、カフェインの力を必要としない時には、

カフェインの入った飲料を摂取しないようにしました。

 

最近では、中毒での死亡等でカフェインの摂取の仕方が議論されています。

 

エナジー飲料、欧米で規制の動き拡大

欧米で、エナジードリンクを規制する動きが広がっています。

 

アメリカスポーツ医学会(ACSM)は今年の2月、

小児のエナジードリンク摂取の危険性を警告する声明を発表。

 

英国では、大手スーパーのアズダ、テスコなどが、

16歳以下へのエナジードリンクの販売を今年3月から禁止しました。

 

カナダでは今月、アルコール入りエナジードリンクを

飲んだ未成年者が死亡する事故が発生し、

エナジードリンクの販売や製造の規制が検討されています。

 

 

ACSMの論文によると、学生アスリートの約80%が

パフォーマンス向上のためにエナジードリンクを利用。

 

世界全体のエナジードリンク市場は、

2013年に390億ドルで、2021年には610億ドルまで

拡大すると予測されています。

 

 

米国食品医薬品局(FDA)は、

清涼飲料水では100mlあたり20mgの

カフェインを制限量としていますが、

 

ACSMによると、市販のエナジードリンクでは、

この基準を大きく上回る100mlあたり

30~134mgのカフェインを含む商品もあります。

 

FDAに2004~2012年に寄せられた健康被害情報では、

エナジードリンクが要因とされる副作用が166件報告され、

そのうち18件が死亡事故でした。

 

コーヒーや緑茶、チョコレートなどに

入っているカフェインは、効果が期待される一方で

摂り過ぎにより中毒症状が出るなど

デメリットも多々あります。

 

カフェインとは具体的にどんなものなのか?

カフェインとはアルカロイドという化合物の一種で、

神経の働きを制御しているアデノシンと似た化学式を持っています。

 

そのためアデノシン受容体と統合しやすく、

アデノシン本来の働きをブロックして脳を興奮させ、

交感神経を優位にして覚醒させると考えられています。

 

カフェインは覚醒作用のほか、

解熱鎮静作用や眠気、倦怠感、頭痛に

対する効果もあるとされていて、

 

医薬品として解熱鎮痛剤や

咳止めなどの薬にも使用されています。

 

 

ほとんどの人は、カフェインが含まれている

コーヒーや緑茶、紅茶といった飲み物、

またチョコレートなどから摂取しています。

 

カフェインは中毒性があり、

多量に摂取することで急性の場合は

動悸、めまい、頭痛や吐き気などが

一気に襲ってくることがあります。

 

 

さらには不眠症や胃腸障害など、

さまざまな症状があらわれるので、

摂取には注意が必要です。

 

またカフェインは体の水分を外に出す利尿作用があり、

特に朝起きた直後の空腹時に飲むコーヒー1杯は危険です。

 

吸収も早く、脱水症状に陥ることも。

胃酸分泌を促進する作用もあり、

胃の粘膜にダメージを与える可能性もあります。

 

カフェインが身体に与える影響には個人差が!

カフェインの1日の摂取量をコーヒーで考えると、

コーヒー1杯(約150ml相当)あたりに含まれています。

 

カフェインに個体差はありますが60~90mg程度。

健康な成人であれば1日100~300mg相当、

つまり約3杯は安心して飲めると一般的に言われています。

 

アルコールと同じようにカフェインにも

弱い人と強い人がいて、その影響は体質によるなど、かなり個人差があり、

安心できるかどうかはあくまで目安です。

 

カフェインの感受性が高い人は反応しやすく、

またカフェインを代謝する能力が低い人も

その影響を強く感じることになります。

 

すでに中毒の人はカフェインの耐性がついてしまっているため、

体調不良の原因が実はカフェインかも

しれないということも分からない状態になっています。

 

特に睡眠が浅い、疲労感がある、

動悸しやすいなど体がSOSを発している人は、

カフェインの摂取を控えた方が賢明です。

 

また睡眠の質が落ちるので、

夕方以降に摂取しない方がいいです。

 

依存してしまうと摂取をやめることで

禁断症状が出ることもあります。

 

集中力を高めたいなど目的がある時以外は、

摂取量をきちんと把握しながら飲み物を選ぶなど、

慎重になることをおすすめします。

 

妊娠中にカフェインが及ぼす影響とは?

妊娠中はもちろん、産後に授乳育児をする場合も

カフェインは摂取すべきではありません。

 

アルコールと同様にカフェインも

胎盤を通過して赤ちゃんにそのまま届きますが、

赤ちゃんはカフェインを代謝する力がないので、

その影響は甚大。

 

妊娠中は自身の代謝機能も大きく変化し、

カフェインを分解するのに時間がかかり

赤ちゃんへ影響を与えるのも理由です。

 

カフェインには血管を収縮させることもあり、

胎盤への血流を減少させ、

低出生体重児の出産や流産のリスクが

高まるという研究結果もあります。

 

妊娠期間は10カ月と長く、安定期を過ぎると

カフェイン摂取に関して寛容になりがちですが、

実は妊娠週数が上がるほど、

カフェインの代謝能力は下がり、

影響を受けやすくなるので、

避けることをおすすめします。

 

飲み物をノンカフェインにしてリセット

摂取量をコントロールできれば問題ないと言われてはいるものの、

身体への負担を考えると避けた方が安心なことも確かです。

 

特にコーヒーなど、習慣で飲んでいる人が多いと思いますが、

惰性で続けているようならきっぱりとやめたほうがいいです。

 

カフェイン中毒から脱したい人は、

まず定番の飲み物を、カフェイン入りではなく

徐々にノンカフェインのものに変更していきましょう。

 

例えばルイボスティは

スーパーオキシドムスターゼという

抗酸化成分が含まれていて、

活性酸素を除去するなど、

美肌にいいと言われています。

 

タンニンもほとんど含まれていないので、

効率よく鉄分を補うことができ、

健康にもいいお茶です。

 

ルイボスティ以外にも、

ハーブティや麦茶、黒豆茶など

カフェインをまったく含まない飲み物は意外と豊富です。

 

効果効能を考えると健康につながるものも多く、

体調を考えながら自分に合うものを選ぶようにしましょう。

 

本日も最後までお読みくださりありがとうございました。

 

ippan1p3

SNSでもご購読できます。

テニスプレーヤーの松岡修造選手からサインをいただきました

テニスプレーヤーの
松岡修造選手から
サインをいただきました