人間は、1マイルをどれだけ速く走れるのでしょうか?
1923年にフィンランドの
パーヴォ・ヌルミが1マイル4分10秒3の記録を樹立。
それまで37年間も破られずにいた記録を
2秒も更新する驚異的な世界記録でした。
もうこれ以上の記録は出せないだろうと専門家は断言し、
1マイル4分を切ることは
人間には不可能というのが
世界の常識とされていました。
世界中のトップランナーたちも「1マイル4分」を
「brick wall(れんがの壁)」として
「超えられないもの」と考え、
エベレスト登頂や南極点到達よりも
難しいとさえ言われていました。
それは、人類が1マイルを4分以下で走ることは
「科学的にムリ」とされていたという事実です。
どのようなスポーツ・ドクターであれ、
科学者であれ、異論を唱える人はいなかったようです。
当時「専門家」による、
まことしやかな解説が流布されていました。
例えば
「人間が1マイルを4分以下で走ろうとすると、心臓が破裂する」
と言われていたのです。
実際、1マイルを4分以下で走った人がいなかったわけですから、
当時は全世界の人がその説明に納得したことでしょう。
しかし、オックスフォード大学医学部の学生であったバニスターは、
トレーニングに科学的手法を持ち込み、
自分のコンディションを科学的に分析。
そして、2人のチームメイトをペースメーカーにして
それまで不可能とされていた4分の壁を破ったのです。
するとどうでしょうか?
46日後の1954年6月21日、
フィンランドのトゥルクで、
ライバルだったオーストラリアのジョン・ランディが3分58秒で走り、
ロジャー・バニスターの記録をも塗り替えたのです。
その後不思議な事に、
1年後までにランディを含め23人もの選手が
「1マイル4分」の壁を破りました。
最初から絶対無理だと決めてかかっていたことが原因で、
実際に記録を破る力があっても
力を出し切れないまま失敗していたのです。
現在、日本の高校生でさえ
4分を切るランナーは多数いると思われます。
今まで「人類には不可能」とされていた
「4分の壁」とは一体何だったのでしょうか?
この「バニスター・マイル理論」は
ポジティブ・シンキングの例としてよく引用されています。
「ムリだと思えばムリ、出来ると思えば出来る」
初めて来院される方には
問診表に自分の身体の痛いところに
○をつけてもらい、
診察時に○がつけられている
一つ一つについて聞いていきます。
健康保険適応は、
原因が明らかな、最近痛めたところに限られます。
以前から痛かったところは保険適応外になり
自費治療にはなってきますが
「整形外科で年だから・・・」
と言われたから・・・
「他で治療したが、治らなかったので」
と諦めてしまうのでなく
大原接骨院では、治す為の治療法がありますので
諦めないで下さいね。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。
この事例は、メンタルトレーニングの分野でよく取り上げられる。