人工甘味料のからくり

「アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロース」

 

 

 

皆様、飲食物を購入する際、内容物のラベルは見られていますか?

 

 

 

 

本日は、人工甘味料についてお話ししますね。

 

 

先ずは下記の表を見てください。

 

人工甘味料のからくり

 

 

 

「ヘルシー」「減塩」「カロリーゼロ」など、何となく健康に良さそうな惹句がそこには並んでいます。

 

 

しかし、実際はその真逆の効果を我々の身体にもたらす危険性があります。

 

 

アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロースという代表的な人工甘味料3種類は、多くの商品にこれらのうちの1つ、あるいは2つが含まれていますが、時折、3つすべて使っているものがあります。

 

 

 

最近は、上記の3つの人工甘味料よりも桁違いの甘さを感じさせる人工甘味料もあります。

 

 

 

砂糖の約7000倍〜1万3千倍の甘さのネオテームと、約1万4千倍〜4万8千倍の甘さのアドバンテームというものです。

 

 

 

 

合成甘味料が「良くない」と言われる裏には化学物質だからというのがあります。

 

 

 

それは間違いありません。

 

 

自然に存在する物質でしかも我々が進化の途中で取り続けてきた天然のシュガーと最近になって甘味料として合成された物質ではどちらが身体にとってナチュラルか比べるまでもありあません。

 

 

ただし人工甘味料の使用歴は他の添加物に比べると非常に長く実験数や追跡調査サンプルも膨大です。

 

 

そのうえ我々現代人の生活の24時間が全て「自然」かと言われるとそうも言い難い。

 

 

加工食品を避けるという一般的な行動指標とは別に、自然であっても避けたいもの、例えば植物油などは現代人における摂取量や頻度が自然で無く、そういう食材のケースも多々あります。

 

 

自然だから安全、人工だから危険と高をくくるのではなく、逐一データを見たほうがよいでしょう。

 

 

 

甘味料の謎

 

 

甘味料でもサッカリンやスクラロースは既に膨大な使用歴と使用者数のデータがあり、通常の使用量ではまず問題が直ちに起こるような物質ではないと言えます。

 

 

無論、反対派はありとあらゆる角度から批判的な実験を繰り返しましたが、結局大したリスクが出てこなかったという点で逆に安全性が際立ったとも捉えることもできます。

 

 

 

直接的な害毒の作用機序は存在しないとしても「甘味料はカロリーが無いのに太りやすい」という妙な事実もまたデータとして盤石になりつつあります。

 

 

 

 

これは一体どういうわけなのだろうか?

 

 

 

 

 

人工甘味料は、何故太るのか?

 

 

角砂糖の600分の1?

 

 

人工甘味料で「太る」原因としてよく言われているのは腸内細菌叢の変化があげられます。

 

 

しかし良識ある科学者団体の声明などを見ると、まだまだ因果関係はおろか、測る対象すら研究が不十分とのこと。

 

 

まあそれもそのはず、人工甘味料の多くは代謝に関係し難いうえ、使用量が非常に少ないという特徴があります。

 

 

スクラロースなどは砂糖の600倍の甘さ、つまり砂糖の600分の1の量の使用で同じ甘さになります。

 

 

非常に微量でしかも代謝されないものの生理学はその影響の有無の問題からして難しい。

 

 

では一体何が関係しているのだろうか?

 

 

 

2009年にテキサス大学の研究者らが発表した論文では、約8年間に及ぶ追跡調査の中で、人工甘味料入りのダイエット・ソーダを毎日飲んだ人の36%にメタボリック症候群の合併のリスクがあり、67%にII型糖尿病のリスクがあることが指摘されています。

 

 

 

また、2013年のフランスの研究者らの報告によると、人工甘味料入りの飲料を1週間に500ミリリットル飲んだ人たちは、カロリーのある糖類使用の飲み物を同じ量飲んだ人たちより糖尿病のリスクが15%も高くなった。さらに、飲む量を1・5リットルにして比較すると、人工甘味料入りの飲料を飲んだ人たちの糖尿病リスクは59%も高くなりました。

 

 

2013年にワシントン大学の研究者らが発表した報告では、食事の際に水ではなく、人工甘味料のスクラロースを摂取した場合、水を飲んだ時よりも血糖値が上がり、インスリンもより多く分泌されるという結果が出ました。

 

 

血糖値が上がって多くのインスリンが出てしまう状態が続くと、分泌器官であるすい臓に負担がかかり、II型糖尿病へと進行する危険があります。

 

 

イスラエルのワイツマン科学研究所の研究者らによる報告で、人工甘味料が腸内細菌に作用してバランスを乱し、さらに血糖値も上昇していることが分かりました。

 

 

腸内細菌が糖尿病に影響することはすでに実証されており、人工甘味料によってそうした腸内環境が作られていることです。

 

 

甘みのデータ

 

人工甘味料のメカニズムの起点は「とても甘い」ということです。

 

それ自体は問題では無い。

 

問題はこの次。

 

とても甘いのに血糖値が上がらないということが問題なのです。

 

 

どういうことかと言うと人間の身体には何万年という進化の過程で「この甘さならこの程度の血糖値上昇、ゆえにこの程度のインスリンを分泌しよう」というデータめいたものが備わっていですます。

 

 

人工甘味料ではその生理学的な青写真が使えない。

 

 

だから血糖では無く、甘みに対して分泌されたインスリンが多すぎるため、低血糖→ストレス→高血糖&肥満 というような一連の反応が起きます。

 

 

 

 

人工甘味料“中毒”

 

 

2011年のハーバード大学の研究者たちの報告では、人工甘味料入り炭酸飲料を毎日2缶以上飲む人は、飲まない人よりも腎臓機能低下のリスクが高まることが指摘されました。

 

 

また、2012年のコロンビア大学の調査では脳卒中や心筋梗塞などの発症リスクが高くなる、という問題点を挙げています。

 

 

さらに、アスパルテームの代謝産物であるフェニルアラニンは神経伝達物質をつくるチロシンなどの働きを妨げ、うつや不安、不眠などの症状が出現するとも言われています。

 

 

さらに悪いことには、人工甘味料には依存性があることも分かっています。

 

 

甘味を感じた時に人間の脳はドーパミンを放出しますので、過度に摂取すると、ドラッグによる禁断症状のように“もっともっと”と欲する“中毒”のような状態になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

本日も最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

 

大原接骨院【交通事故、むち打ち専門治療・骨盤矯正・スポーツ整体】

 

 

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