インフルエンザ患者数が過去最多に
インフルエンザが大流行していて
統計を取り始めた1999年以来、最多だった前の週を上回ったそうです。
ウイルスのタイプでは、例年2月以降に増え始めるB型が、今季は早く感染拡大が始まったことで、患者数を押し上げており、4割を超え、A型、A香港型となっているようです。
インフルエンザで学級・学年閉鎖や休校となった小学校や中学校などの合計は1万139施設にのぼり、前週と比べると35%増加している模様です。
当院でも影響を受けておられる患者様が多く、
インフルエンザに罹ったと予約のキャンセルの連絡が入ったり、
お子さんの小学校や幼稚園が学級閉鎖になったりで親御さんの
活動範囲が狭められる結果となっています。
インフルエンザ治療薬といえばタミフルが有名でしたが、
服用1回で治療できる新薬が今年の3月にも承認に
そして今春にも発売される模様です。
現在主流のインフルエンザ治療薬「タミフル」に比べて抗ウイルス効果が高く、投与翌日には半数以上の患者で、感染性を持つウイルス量が減っていることが認められたようです。
「既存薬のタミフルを上回る効果」に期待したいですね!
それでは、本日、2018年2月2日の産経新聞のニュースを紹介致します。
厚生労働省の専門部会は2日、塩野義製薬が開発を進めるインフルエンザ治療薬の新規承認について審議を行い、了承した。通常のスケジュールに従えば、3月に厚労省による承認が見込まれる。その後、薬価が決まり次第、塩野義は販売手続きに入り、今春にも発売される見通し。現在猛威をふるっている季節性インフルエンザに対しての効果が期待されている。
承認が了承された薬「ゾフルーザ」は錠剤を1回服用するだけで治療ができ、既存薬とも異なる作用を持つ。塩野義は昨年10月、成人、小児のA型、B型インフルエンザウイルス感染症の治療薬として承認を厚労省に申請していた。画期的な薬の早期実現化のために厚労省が優先的に審査する先駆け審査指定制度の対象品目で、平成27年に同制度が導入されて以来、承認了承された医薬品として第1号になった。
この日の専門部会審議の結果を受け、通常の手続きであれば、厚労省は約1カ月で製造販売を承認する見通し。その後、薬価が決まると塩野義は製造販売を行うことができる。ただ、現在、猛威をふるっている季節性インフルエンザに対して、既存薬のタミフルを上回る効果が期待されることから、スケジュールが前倒しされる可能性もある。
塩野義が行った臨床試験では、現在主流のインフルエンザ治療薬「タミフル」に比べて抗ウイルス効果が高く、投与翌日には半数以上の患者で、感染性を持つウイルス量が減っていることが認められた。同社では「家庭内や学校、職場などでウイルスの感染拡大の抑制に一定の効果があると期待される」としている。