朝晩涼しくて過ごしやすく、秋を感じれる陽気になってきましたね。
先日、当院の患者様から、
「急に強い痛みが腰に出たのですが、以前テレビで腰の痛みは温めると良くなると言ってたので温めたら、痛みが増したのだけど……?」
と、質問を受けました。
急な強い痛みがあり、そこを温めることは間違った対応と言えるかもしれません。
急な痛みでは、痛みが出た部分の周りで、何らかの炎症が起きている事が考えられます。
炎症が出ているのに、温めてしまう行為は、症状を悪化させてしまう可能性があります。
例えば、日焼けをして、身体が火照っているのに、日焼けした部分を温めたらどうなるでしょうか?
または、やけどをして、その場所を温めるとどうなるでしょうか?
日焼けでも、やけどでも冷やしますね。
日焼けや、やけどなどと同様に、急な痛みの場合は、その痛みの程度に関わらず、冷やすことが大事とも言えます。
冷やす方法は、氷を袋に入れて、痛むところを直接冷やすのがよいでしょう。
時間は計らずに、冷やしている部分の皮膚の感覚が無くなるくらいまで冷やすのが理想的とも言えます。
ただ凍傷には十分注意して下さいね。
この患者様のように、テレビやインターネットなどの情報は状況、状況によって違ってきますし、全てが正しい情報とは言えないかもしれません。
今回、患者様が持っておられたテレビ情報は、筋肉の緊張により痛みが出ている方に対しての対処方法だったのでしょう。
この患者様のように、全く逆のことをしてしまい症状を悪化させてしまうケースが少なくありません。
この情報化社会の中で、正しい情報を見極めるのはとても難しいことだとも言えます。
当院では、1人1人の患者様の症状に合った適切なアドバイスをさせていただいております。
お気軽にご相談くださいね。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。