交通事故に遭う場合、必ずしも自動車事故とは限りません。
当事者の一方や双方が2輪車であるケースがあります。
バイク事故とは?
バイク事故とは、
バイクが当事者となっている交通事故のことであり、
単車事故とも呼ばれます。
ここで言うバイク(単車)とは、
自動二輪車のことですが、
原動機付き自転車も含まれます。
大型バイクの場合と原付の場合では、
法定速度や排気量がかなり異なりますが、
交通事故においては同じ単車扱いとなります。
バイク事故には、バイク同士の事故もありますし、
バイクと自動車の事故、
バイクと歩行者の事故があります。
バイク事故では、
四輪車の事故以上に死亡率や重傷を負う可能性が高いので、
被害者にとっても影響が大きいです。
バイクは、自動車と異なり、
運転者の体が車外に出ていることから、
交通事故に遭った場合、
衝突による衝撃を身体に直接受けるため、
怪我の程度が大きくなってしまう傾向があります。
日本の交通事故による全死者数に対する
二輪車乗車中の死者数は約19%であり、
自動車よりもバイクの方がはるかに高い死亡率となっています。
当然のことですが、バイクは2本のタイヤで走行しているために
わずかなことでバランスを失いやすいため事故を起こしやすく、
その時には車体の中にいてシートベルトで守られている車の運転者と比べ、
ヘルメットやプロテクターを装着しているものの、
事故時のライダーに与える衝撃はかなり大きなものとなります。
しかし、風を切って走る爽快さはバイクの醍醐味で、
原付バイクは手軽な移動手段、
大型バイクは大人の趣味として根強い人気があります。
バイク事故の場合、過失割合も自動車事故の場合とは異なります。
一般的に、交通事故の過失割合を決定する際には
弱者を保護するという考え方があります。
自動車同士の事故よりも、
自動車とバイクの事故の場合、
自動車の過失割合が10~30%程度
高くなる傾向があると言われています。
バイクの無謀な運転があったならばこの限りではありませんが、
注意するにこしたことはないでしょう。
バイクのライダーはもちろん自動車の運転者も、
バイクの危険性を理解し、
お互いに安全な走行で事故を回避していきたいところです。
バイク(二輪車)免許の種類
バイク(二輪車)の免許には、
「原付」「普通二輪小型限定」「普通二輪」「大型二輪」「AT小型限定」「AT限定普通」
「AT限定大型」の7種類の免許があります。
原付免許
排気量50cc未満、年齢16歳以上、2人乗り不可、
高速道路走行不可の免許で、原付バイクのみ運転可能
普通二輪小型限定免許
排気量125cc未満、年齢16歳以上、2人乗り可能、
高速道路走行不可の免許で、原付バイクと小型バイクの運転が可能
普通二輪免許
排気量400cc未満、年齢16歳以上、2人乗り可能、
高速道路走行可能な免許で、原付バイク、小型バイク、普通バイクの運転が可能
大型二輪免許
排気量制限なし、年齢18歳以上、2人乗り可能、
高速道路走行可能な免許で、原付バイク、小型バイク、普通バイク、
大型バイクの運転が可能
AT小型限定普通二輪免許
排気量125cc未満のオートマチック車限定、年齢16歳以上、2人乗り可能、
高速道路走行不可の免許で、原付バイク、AT小型バイクの運転が可能
AT限定普通二輪免許
排気量400cc未満のオートマチック車限定、年齢16歳以上、2人乗り可能、
高速道路走行可能な免許で、原付バイク、AT小型バイク、AT普通バイクの運転が可能
AT限定大型二輪免許
排気量650cc未満のオートマチック車限定、年齢18歳以上、2人乗り可能、
高速道路走行可能な免許で、原付バイク、AT小型バイク、AT普通バイク、
AT大型バイクの運転が可能
なお、四輪車の普通運転免許を持っている人は
排気量50cc未満の原付バイクに乗ることが可能です。
バイク事故の年齢層及び事故の種類
過去5年の平均を見ると、
若年層と40代の事故が多く、
事故の種類は単独転倒事故が最も多く、
次いで交差点での右折・直進事故、出会い頭事故が
多発しているという結果になります。
バイク事故の死亡率、重傷事故率
自動車事故の死亡率と重傷者の割合は、
自動車の登録台数は6100万台で、
死者数は1338人ですから、死者の割合は0.0021%です。
重傷者は1万人程度なので、その割合は0.016%です。
バイクの場合、登録台数は360万台で、
死者数は460人なので、
死者の割合は0.012%、重傷者は5000人で、
重傷者の割合は0.138%となります。
バイクは自動車の10倍以上の死亡率
事故率だけで見ても自動車よりバイクの方が多いのですが、
死亡率で比べるとバイクは自動車の10倍以上、
重傷者も10倍となっており、
バイクに乗っていてひとたび事故に遭うと、
自動車に乗車している場合よりも、
重大な結果が発生してしまうおそれが飛躍的に高くなります。
バイク事故の原因
バイクは2本のタイヤで走行するため、
わずかなことでバランスを崩し倒れるので、
最も多い事故原因は単独転倒です。
自動車では車体に守られ、
シートベルトで身体が固定され比較的安全と言えますが、
バイクはヘルメットやプロテクターを装着していても、
単独転倒でさえ身体に与える衝撃はかなり大きなものとなります。
バイクを煽る車の増えてきている事もあります。
車側がバイクを認識していない、
若しくは、認識した上でバイクを煽るといった事が、
バイク事故の原因として見られます。
バイク側の要因
バイクが無茶なすり抜けをする
バイクのライダーの中には、
無茶な運転をする人がいます。
自動車であれば、
前の車を追い越す際に右側車線または
左側車線を使用しなければいけませんが、
バイクは、四輪車に比べて横幅が狭いため、
自動車の横を簡単にすり抜けることができます。
特に渋滞などで自動車の間をすり抜けて
走っていく運転者が多く見られます。
しかし、無茶なすり抜けや追い越しをすると、
接触や巻き込み事故も多いですし、
前を走っている車や対向車などと
衝突してしまうこともあります。
バイクの前方不注意
バイクのライダーは、
前方不注意になりやすいです。
そもそも自動車よりも視界が狭いですし、
体勢もかがんだ姿勢になります。
しかもヘルメットによってさらに周囲を見渡しにくくなります。
高速で運転していることも、視野が狭くなる一因です。
対向車線を走るバイクがあると
よそ見をしてしまいがちです。
ふと脇見をしたり気を抜いて運転をしたりすると、
簡単に事故につながってしまいます。
車対車の追突事故の場合は後方車両が自走不能になるか、
玉突き事故となるケースが多いのですが、
バイク対車の追突事故の場合は
バイクの運転手がバイクから投げ出され、
命に関わる事態に発展する可能性が高くなります。
自動車の運転者からすると、
見えているはずだという思い込みは
捨てなければいけません。
ライダーのスキル不足
しばらくバイクに乗っていなかった中年以上の
ライダーが久しぶりにバイクに
乗って起こる事故も増えています。
こうした人は、10代や20代の頃にバイクに、
はまっていて、結婚や子育てなどがあって
しばらくバイクに乗っていなかった人が、
再びバイクに乗ろうとするケースなどがあります。
このように、久しぶりにバイクに乗り、
昔と同じような感覚で運転していると
若い頃より体力や反射神経が衰えていることもあり、
事故につながり易くなります。
バイクは自動車から死角になる
バイクは自動車の運転者が
視認できない死角に入りやすいという特徴があります。
バイクは、車体が小さいこともあり、
車から非常に見えにくいです。
走行車両の数が多い所では、
バイクが他の車の陰に隠れて見えなくなるようなことが起こる為、
他の車両の間から出てきたバイクは
自動車を運転する人から
突然飛び出してきたように見えてしまいます。
そこで、バイクが他の車の間から出てきたところ、
自動車とぶつかって事故につながるということも多いです。
対向車の陰以外にも
ピラー(自動車の窓柱)、
サイドミラーとバックミラーに
映らない左後方と右後方、
大型車の側方や後方といった、
自動車の運転者から見えない死角にバイクが入り、
急な路線変更などをきっかけに接触事故につながりやすいです。
左折時の巻き込み事故
バイクは、車体が小さいこともあり、
車に巻き込まれやすい傾向があります。
車が左折するときに、
車が左後ろから来ていたバイクに気づかず、
巻き込んでしまうことが起こり易くなります。
特に大型車の場合、
バイクの姿を見失い易いので、
巻き込み事故が起こり易くなります。
またバイクは、高速で後ろから直進してくるので、
前にいる自動車が左折にもたもたしていると、
バイクが追いついて自動車に衝突してしまうのです。
バイクを走行しているときに、
前方で左折車がいる場合には、
飛び込んでいかないように注意しなければなりません。
バイクの制動距離は短い
バイクは、自動車に比べると早期に止まることができます。
バイクは、自動車とブレーキの構造が違いバイクのブレーキは、
前輪のものと後輪のものが独立しています。
そこで、止まるときには前輪と後輪の
両方で止まることができます。
更に車体が軽い為に、
短い距離で停止することができるのです。
このことは、後ろから来ていた車からすると、
急ブレーキをかけたように見えます。
しかし、このように急に止まることは、
後ろの自動車にとっては予測しにくいことです。
充分な車間距離をとっていなかった場合、
また「そんなに急に止まらないだろう」と
思って運転しているところに、
バイクが急に止まったら、
衝突して事故につながってしまいます。
車同士なら事故にならない車間距離でも、
バイクが相手だと事故につながってしまいます。
バランスを崩しやすい
バイクは、自動車と比べてバランスを崩しやすい乗り物です。
自動車なら、横倒しになることは珍しいですが、
バイクなら、カーブを曲がり損ねただけで簡単に転倒します。
自動車とバイクが接触したとき、
自動車は車体に傷がつく程度でも、
バイクが転倒して大けがをすることが非常に多いです。
自動車からバイクはどう見えているのか?
自動車側の要因
バイクは、四輪車のドライバーに
正確に理解されていないことが多いです。
自動車のドライバーは、
バイクの免許を持っていない人が多く、
バイクを運転するということが
どのようなことかがわからない為です。
このことが、四輪車とバイクの交通事故につながります。
バイクに乗っているときには、
自分が自動車からどのように見えているのかを
常に意識しておく必要があります。
自動車は、バイクと全く体感が異なるので、
バイクが予想していない行動をとることがあるためです
(このことは、自動車からしても同じことで、
バイクは自動車が予想していない行動をとります)。
バイクとの距離やスピードを把握しにくい
自動車から見て、バイクはより遠く、遅く感じられます。
バイクは自動車と比較して車体が小さい為、
自動車から見ると正確な距離感や
スピード感がつかみにくいという特徴があります。
実際の位置よりも遠く感じられたり、
ゆっくり走っているように見えたりするので、
実際にはバイクが高速で近くに来ていることに気づかず、
自動車の右折時、正面から走ってきたバイクとの
接触事故につながりやすいです。
自動車は、バイクが近づいても、
「そんなに急には追いついてこないだろう」
「まだ距離があるから大丈夫」
と考えていることが多いです。
バイク側からすると、
「自動車がわかっているから避けてくれるだろう」
と期待しているのですが、
実際にはそうならずに接触事故になります。
自動車が、バイクとの視野の違いを認識していない
バイクと自動車の運転手とは
見えている範囲が全く違います。
フルフェイスのヘルメットをかぶっていた際には特に、
バイクの運転者の視界は狭くなります。
しかし、自動車の運転手は、そのようなことは考えません。
バイクのライダーも、
同じような景色を見て判断していると考えています。
そこで、バイクのライダーは自車のことを
「見えているはず」だと思って
横から突っ込んでくることなどがあります。
しかし、バイクには見えていないので、
避けることができず事故につながります。
このように、バイクに乗るときには、
自動車とは体感が異なることを意識して、
自動車の運転者から、
見えているはずだという思い込みは捨てなければいけません。
歩行者や自転車相手の事故にも注意!
バイクに乗車していて注意すべきなのは、
自動車との事故だけではありません。
自転車や歩行者を相手に事故を起こすと、
バイクはとたんに加害者となります。
バイクで歩行者をはねたら、
被害者が死亡したり重傷を負ったりすることも多いですし、
その場合には、バイクのライダーに
多額の賠償義務が発生してしまいます。
また、自動車運転致死傷罪や危険運転致死傷罪などの
犯罪が成立してしまうこともあります。
そこで、バイクを運転しているときには、
こうした弱い通行者に対しても、十分な配慮をすることが大切です。
二輪車の特性を把握しておく
●二輪車の特性
1:四輪車の死角に入りやすい。
2:バランスを取りにくい乗り物のため転倒しやすい。
3:交通事故の場合に身体に受けるダメージが大きい。
4:ブレーキは基本的に前輪と後輪が別々の2系統2操作となっている。
●二輪車ライダーの特性を知る
1:乗車姿勢が前かがみになる為、路面中心の視野構成になりやすい。
2:二輪ライダーは同乗指導を受けにくいため、自己流の運転に陥りやすい。
●四輪車からの思われていること
1:二輪車は簡単に停止できるものと思われがち。
2:実際よりも遠くに見えたり、走行速度を遅く感じられたりする。
3:特に夜間は四輪車から見落とされやすい。
バイク事故で多い怪我
バイク事故の死亡原因
最も多いのが頭部の負傷で、
全体の42.8%にものぼります。
次いで胸部が27.8%です。
次いで頸部の8.2%、
腹部の7.1%と続きます。
バイクに乗るときには、
頭や胸を守ることが非常に重要であることがわかります。
バイク事故の負傷部位
最も多いのが脚部で35.6%、
次いで腕部の22.2%、
3番目が顎部の16.1%です。
頭部の負傷は5.4%、
胸部は7.1%となっています。
バイク事故による怪我の種類
脳挫傷や半身不随、
手足の切断や機能喪失、
半身不随や麻痺、
意識不明の重体になることもあります。
むちうちになることも多いです。
バイク事故で後遺障害が残りやすい身体の部位
最も多いのは、頸部です。
次に下肢、
そして頭部、上肢(腕)、腰や背中の順です。
バイク事故では、死亡せずに済んだとしても、重大な後遺障害が…
頭や頸部(首の部分)、
手足の部分にケガをすることが多いですが、
頭を打つと、脳挫傷になって即死することや、
高次脳機能障害や意識障害が残ることもあり、
重大な後遺障害が残りやすいです。
頸部に損傷を受けた場合は、
身体が不随(全身不随や半身不随など)、
麻痺などの神経障害が残ることもありますし、
むちうちなどにもなります。
また、手足がむき出しなので、
これらの部分にダメージを受けることが多いです。
たとえば、手足が切断されてしまうこともありますし、
関節などが動かなくなってしまったり、
変形してしまったり、
車いす生活になってしまうこともあります。
身体が外に出ているので、
胸部や背中、腰や腹部に
ダメージを受け後遺障害が残ることもあります。
内臓が大きく損傷されたら
死亡してしまうことも珍しくありません。
バイク事故では、死亡せずに済んだとしても、
重大な後遺障害が残って
その後一生制限された生活しかできなくなる可能性が高いです。
頭に重大な損傷を受けると、
いわゆる植物状態になってしまうなど
命を失わず助かったとしても、
重大なけがをしたり後遺障害が残ったりする
可能性が高いので運転の際には十分注意をする必要があります。
バイク事故の慰謝料と示談金
バイク事故の損害賠償請求方法や、
慰謝料やその他の示談金は、
通常の四輪車の事故のケースと基本的に同じです。
被害者が怪我をして入通院治療をすると、
治療費や通院交通費、
入院雑費や付添看護費、
休業損害、
慰謝料、
逸失利益などが支払われます。
バイク事故の場合、
重傷や死亡事案が多くなるので、
「事故全体」としての考えると、
自然と賠償金の相場が上がるということはありえます。
バイク事故はひき逃げに遭う危険性が高い
バイク事故では、ひき逃げが起こりやすいです。
身軽で小回りがききますし、
車ほどではないにせよ、
人と接触しても大きなダメージを受けるとは限りません。
事故を起こしても、
車よりは目立ちにくいものです。
そんな訳で、多少の接触であれば、
あっさり逃げられてしまう危険性も大きいのです。
運転者もお金のない若者であったりします。
事故を起こしても、
保険に入っていないからお金が払えない。
焦って、悩んで、『逃げちゃえ!!』
となるパターンも少なくなくありません。
逃げ足の速いバイクです、
逃げるのを止めようとすると、
お互いに大怪我を負いかねません。
しかし、その場から立ち去ってひき逃げされてしまうと、
被害者にとっては損害賠償請求が
できなくなるおそれがあるので、
大変な問題になります。
後日相手に損害賠償請求をする為には、
相手の車両を特定する必要があります。
そこで、バイクに接触されたら、
相手のナンバーを控えましょう。
(携帯やスマホで撮影をするのが望ましいです。)
そして、大声で人を呼んで助けを求めたり、
状況を周囲に伝えたりしましょう。
『ひき逃げです~!』、
『助けて下さいー!』など、
何でもいいので声を出しましょう。
それもできなければ、
バイクの色や車種などバイクの特徴を
できるだけ覚えておくことが大事です。
その後すぐに警察に通報して、特徴を伝えましょう。
都市部など、近隣に監視カメラが
設置されている場所での事故であれば、
映っている映像から犯人を特定することが
できる可能性もあります。
このようにして犯人が特定できたら、
相手に対して損害賠償請求をすることができます。
バイク事故の過失割合
バイクは、自動車よりも立場が弱いです。
交通事故では、基本的に立場が弱いものの
過失割合が低くなりますので、
バイクの場合、
自動車よりも過失割合が下がります。
つまり、バイクと自動車が事故を起こした場合、
バイクの過失割合は低めになり、
自動車の過失割合は高くなります。
そこで、自動車を運転しているときには、
バイクとぶつかると多額の賠償金を支払わなければなりますし、
相手に請求できる金額は低額になります。
バイクの場合は反対で、
自分の過失割合が下がるので、
示談交渉では有利になります。
しかし、これは、バイクが危険で
重大な結果になりやすいかことに配慮して
過失割合が下げられているだけです。
バイクは過失割合が低くなるから
安心して良いわけではありません。
自動車とバイクが接触したら、
自動車側は無傷なのにバイク側は
重傷や死亡ということも普通に起こります。
バイクと自動車の事故の過失割合で、典型的なケース
信号機のある交差点で、直進車同士の出会い頭の事故
信号の色 | 単車の過失割合 | 自動車の過失割合 |
単車が青、自動車が赤 | 0 | 100 |
単車が赤、自動車が青 | 100 | 0 |
単車が黄色、自動車が赤 | 0 | 90 |
単車が赤、自動車が黄色 | 70 | 30 |
単車が赤、自動車が赤 | 40 | 60 |
信号機のない交差点で、直進車同士の出会い頭の事故
単車が左方のケース
速度 | 単車の過失割合 | 自動車の過失割合 |
同速度 | 30 | 70 |
単車は減速、自動車は減速せず | 15 | 85 |
単車は減速せず、自動車は減速 | 45 | 55 |
自動車が左方のケース
速度 | 単車の過失割合 | 自動車の過失割合 |
同速度 | 50 | 50 |
単車は減速、自動車は減速せず | 35 | 65 |
単車は減速せず、自動車は減速 | 60 | 40 |
信号機の設置されている交差点で、右折車と左折車の事故
事故の状況 | 単車の過失割合 | 自動車の過失割合 |
単車が直進、自動車が右折、信号は双方とも青 | 15 | 85 |
単車が右折、自動車が直進、信号は双方とも青 | 60 | 40 |
単車が黄信号で直進、自動車が青信号で右折 | 55 | 45 |
単車が青信号で右折、自動車は黄信号で直進 | 25 | 75 |
単車が直進、自動車が右折で、信号は双方とも黄色 | 30 | 70 |
単車が右折、自動車が直進で、信号は双方とも黄色 | 50 | 50 |
信号機のある交差点で、同じ道路を対向方向から進入した場合の事故
事故の状況 | 単車の過失割合 | 自動車の過失割合 |
単車が赤信号で直進、自動車が青矢印で右折 | 100 | 0 |
単車が青矢印で右折、自動車が赤信号で直進進入 | 0 | 100 |
単車が赤信号で直進進入、自動車が青信号で進入し、赤信号になって右折 | 70 | 30 |
単車が青信号で進入し、赤信号で右折、自動車が赤信号で直進 | 10 | 90 |
単車が赤信号で直進、自動車が黄色で進入して赤信号で右折 | 50 | 50 |
単車が黄色で進入し、赤信号で右折、自動車が赤信号で直進 | 20 | 80 |
単車が直進、自動車が右折、信号は双方とも赤 | 40 | 60 |
単車が右折、自動車が直進、信号は双方とも赤 | 40 | 60 |
*単車と自動車が同じ行動をとっても、単車の方が過失割合が低くなっています。
後遺障害慰謝料
バイク事故で、
後遺障害慰謝料が残ってしまった場合には、
後遺障害の内容と程度に応じて
後遺障害慰謝料が発生します。
後遺障害には、
「等級」というレベルのような制度があり、
等級が高い後遺障害が認定されると、
高額な慰謝料を支払ってもらうことができます。
自賠責基準での各等級の後遺障害慰謝料の上限金額は、以下の通りです。
1級 ~4000万円
2級 ~2590万円
3級 ~2219万円
4級 ~1889万円
5級 ~1574万円
6級 ~1296万円
7級 ~1051万円
8級 ~819万円
9級 ~616万円
10級 ~461万円
11級 ~331万円
12級 ~224万円
13級 ~139万円
14級 ~75万円
死亡慰謝料
バイク事故で、
被害者が死亡した場合、
死亡慰謝料が発生します。
死亡慰謝料の金額は、
被害者に扶養していた家族がいたかどうかや、
年齢によって異なります。
具体例として、自賠責基準と弁護士基準の金額です。
お亡くなりになった方 | 自賠責基準 | 弁護士基準 |
---|---|---|
一家の支柱 | 350万円 | 2800万円から3600万円程度 |
母親・配偶者 | 350万円 | 2000万円から3200万円程度 |
独身者 | 350万円 | 2000万円から3000万円程度 |
子ども | 350万円 | 1800万円から2600万円程度 |
高齢者 | 350万円 | 1800万円から2400万円程度 |
バイクの任意保険加入率は低い!
バイクの場合、任意保険の加入率は
四輪車に比べて非常に低いのが現状です。
四輪車の場合、
任意保険の加入率は80%を超えていますが、
バイク(原付を含まない)の場合には、40%以下です。
原付を含むと、
さらに任意保険の加入率が低くなります。
自賠責保険だけではなく、
任意保険にも加入しておくほうが安心です。
バイクによる交通事故の悲惨な末路
バイクは自動車と違い
ドライバーの身を守る物が極端に少ない為、
衝突による転倒で簡単に命を落としてしまいます。
ツーリングなどが人気のバイクですが、
スピードを出した結果運転さばきが難しくなります。
人間の身体は10%のタンパク質と
5%のカルシウムの他は
全て水分でできている為、
事故の強い衝撃とともに地面に叩きつけられたりすれば、
文字通り人の身体なんて簡単に弾け飛んでしまいます。
バイク事故を防ぐために
バイク事故を防ぐためには、装備と点検が大切です。
まずは、事故に遭わないために
日常的にしっかりと点検を行い、
ヘルメットは必ず着用しなければなりません。
ヘルメットにもいろいろな種類がありますが、
安全のためにはフルフェイスのものを選びましょう。
ヘルメットを装着していないと、
事故の危険が高まるばかりか、
事故が起こったときのライダーの過失割合も
上がってしまうので要注意です。
また、胸部用のプロテクターもつけておくことをおすすめします。
服装も、長袖と長ズボンにして、
手袋とブーツを身に付けるべきです。
そして、厚手の衣類を身につけておいた方が安心です。
少しくらいだからと思って半袖などの
軽装でバイクに乗っていると、
事故に遭ったときのダメージが大きくなります。
診療時間
祝祭日も基本的に診療を行っております。
診療時間につきましては、フェイスブックページ、ホームページを閲覧して頂くか、若しくは直接お問い合わせ下さい。
—————————————————————————–
■日・祝祭日も診療しております。
「仕事帰りだと病院がやってない」 「治療を続けたいけど、土日しか行けない」
そんな患者様の声にお応えして、大原接骨院では土・日・祝祭日も診療しております。
また、交通事故患者様におきましては、平日夜22時まで診療を行っております。
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■当院では無料でお使いいただける着替えをご用意しております。
休み時間のビジネスマン、仕事帰りのOLさん、買い物ついでの主婦の方など洋服着用のままでは施術が困難な場合や、服のシワが気になる場合にはどうぞご利用下さい。
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■お子様連れ歓迎!ママも安心のキッズスペースを完備!
「なかなか子供を預けることが出来ない」そんなママたちが安心して治療が出来るように、キッズスペースをご用意いたしました。
レゴブロック等のおもちゃや、ポータブルDVDプレーヤーにアイカツや妖怪ウオッチ等のお子様が楽しく見られるDVDソフトもご用意させてもらっています。
■視聴可能なDVDについて
「妖怪ウォッチ」、「おかあさんといっしょ いないいないばぁ」、「エヴァンゲリヲン 劇場版」、「ドラえもん」、「きかんしゃトーマス」以上のものが現在用意しております。
尚、ご自宅よりDVDをご用意して頂き視聴することも可能です。
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症状を和らげる為には施術と予防、そして日常生活動作の改善が必要です。
その為、当院では施術だけでなく日常生活動作指導やトレーニング指導も行っております。
■交通事故夜間診療は平日22時までです。必ず前日までに予約をお願いします。
■OMJゆがみ矯正治療は 完全予約制です。
初めての方はしっかり診察させて頂きたいので、終了時間の1時間前までに来院して下さい。
予約がなくても治療できます。お気軽に来院して下さい。
交通事故治療の流れ
- 受付
- 転院希望の方は、以前に行かれていた病院の診断書(コピー可)を持ってきて頂けると助かります。保険会社への連絡は、当院に来て頂いた後で構いません。被害者の方だけでなく、過失割合が高いの方、自損事故の方でもOKです。お気軽にご相談下さい
- 問診
- 事故状況や問診 さまざまな徒手検査を行なうことにより、身体の状態を把握します。 今の症状に対してどのような治療を行なうかを説明し、納得いただいてから治療に入ります。 警察署などに出す診断書が必要な場合は申し出て下さい。
- 診察・治療説明
- 痛みやだるさ、しびれのある箇所を詳しく診察いたします。痛みがでる体勢や関節の可動域などを確認し、患部の状態や原因を確認いたします。大原接骨院独自の治療で、患者様一人ひとりの症状に合った治療を行い、早期治癒を目指します。
- 治療開始
- 大原接骨院では交通事故特有の症状である むち打ち・腰痛・頭痛治療の最終的なゴールは交通事故に遭う前より健康な身体です。
整形外科との併院をご希望の方には、紹介状を書かせて頂きますのでお気軽に申し出下さい。 - 治療終了
- 痛みや症状が改善したのを確認し、治療を終了とします。治療が終了しても示談するまで責任を持ってサポートし続けますのでご安心下さい。
アクセス
大原接骨院
小田急江ノ島線
南林間駅西口より徒歩1分
スーパータイガ前
神奈川県大和市南林間1-10-19
TEL.046-273-3307
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