肉離れとはどんな怪我?
肉離れは筋肉の断裂障害です。
スポーツ選手などが「肉離れ」により戦線離脱・・・
という記事がよくニュースで掲載されますが、この肉離れとは、いったいどんな怪我なのでしょうか?
筋肉は通常、筋収縮という過程を得ることで「運動エネルギー」を発揮します。そして、この筋収縮が大きく、素早くなるほど、より大きな運動エネルギーが生み出されます。
この肉離れ とは、その大きな運動エネルギーを発揮する為に「筋肉の収縮動作」が急激に行われた際に、筋膜から筋肉そのものが部分断裂、完全断裂することです。
その為、肉離れは運動している時に多く起こります。
肉離れの主な症状
肉離れの症状は、肉離れの症状の重さによって、医学的に3段階の症状に分けられます。
★第1段階=軽症
肉離れの症状は非常に軽く、部分的に小規模の筋膜からの断裂が生じているケースです。
痛みはありますが、自力の歩行が可能。
★弟2段階=中程度
筋繊維の一部断裂、筋膜の損傷、皮下内出血が発症しているのが通常で、自力歩行が難しくなってきます。
★弟3段階=重症
かなり重傷の肉離れの状況です。
筋繊維に部分断裂が深く発症し、患部には陥没が確認できます。
この段階になると「自力歩行はほぼ不可能」となり、痛みも非常に激しい激痛を伴うようになります。
軽度・中度と比較すると重度の第三段階に至った場合の実践競技への復帰までの期間は倍以上の時間がかかります。
肉離れの発症原因について
肉離れの発症原因は、筋肉の瞬間的な収縮が過度に行われる事によって筋細胞、
筋膜が急激に引き伸ばされて、「部分断裂」を起すのが主な原因です。
肉離れ症状は、幼少期~子供に発症するケースが少なく、比較的筋肉も骨格も完成段階にある高校生以上の人に多く発症する事も大きな特徴です。
これは、幼少期の子供には、まだ「強力な筋収縮」を行う筋肉そのものを持っていない点と筋肉の柔軟性が高い点が発症率が低くなる傾向の原因と考えられております。
柔軟性の低下は20歳過ぎにはじまる?
人体の筋肉と腱の柔軟性は一般的に20歳を過ぎた時点から、徐々に低下する傾向にある事はスポーツ科学の分野においてすでに明らかになってきております。
ですから、柔軟性を失いつつある成人の筋肉は、瞬間的な筋収縮の際に肉離れを発症しやすい傾向にあるという点も、肉離れの発症原因の一つと言えるかもしれません。
肉離れを発症しやすい動作とは?
肉離れを発症しやすい動作としては、強い筋力の出力を発揮する動作全てが対象となります。
もし現在肉離れを既に発症している可能性がある場合は、強い筋力を発揮する動作時に痛みを感じていないか?思い出して見ましょう。
具体的には、ダッシュ動作やジャンプ動作などが代表的な動作としてあてはまります。
またテニスやバドミントン、卓球などの競技の場合は左右のフットワークの強い切り替えし時にも肉離れを多く発症します。
特にテニスはゲームが長時間に渡るケースも多く、疲労が蓄積した状態の中でも尚、何度も切り替えしが強要されるため、肉離れをより発症しやすいスポーツ競技の代表と言えるでしょう。
肉離れの応急処置方法について
肉離れを実際に発症してしまった場合は、まずスポーツ障害の応急処置の基本とも言えるRICE処置を適切に行っていく事が重要となります。
◆RICE処置とは?
RICE処置のRICEとはその処置方法の頭文字のイニシャルから名づけられており
● R = Rest(安静)
● I = Iceing(冷却)
● C = Compression(圧迫・固定)
● E = Elevation(挙上)
RICE処置は応急処置の大原則ともなっており、肉離れのみならず様々なスポーツ障害の応急処置の基本となる治療法です。
肉離れの応急処置のポイントについて
肉離れの応急処置のポイントはRICE処置にのっとって、適切かつ迅速に処置を行うことです。この応急処置の処置レベルによって、治療後の「競技への復帰までの期間」を大きく短縮する事も可能となります。
肉離れを発症したらすぐにアイシングを行ってください。
アイシングの持つ生理的効果とは?
1.血管を収縮させる
アイシングにより血管は収縮し、冷却部周辺に流れる血液の量は減少する。そのことにより、患部から出血している場合の出血量を減少させる事ができます。
毛細血管の透過性と細胞の新陳代謝を減少・低下させ、内出血時の二次的低酸素障害の発生を防止する事が出来ます。
細胞は血液を介して活動に必要な栄養・酸素を得ています。
しかし 内出血を起こすと、損傷した細胞膜や毛細血管から流出した細胞液・血液が細胞内に溜まって周囲の毛細血管を圧迫して血液の流れを阻害し、周辺の細胞組織への栄養・酸素の供給が断たれてしまいます。
周辺の細胞組織への栄養・酸素の供給が断たれる状態が続くとそれら細胞は死滅してしまいます。これを二次的低酸素障害といいますが、アイシングは二次的低酸素障害の発生を防止する効果を持っています。
アイシングをした箇所は局所的に毛細血管の透過性(細胞の内部で体液・細胞を通過させ、運ぶ働き)が減少します。それにより損傷した血管から流出する細胞液・血液の量が減少します。
さらにアイシングをした箇所は局所的に細胞の新陳代謝のレベルが低下し、少ない酸素や栄養素で細胞が活動できる環境を作り出す事が出来ます。
それにより患部に流入し、損傷した細胞膜や毛細血管から流出する細胞液や血液の量を減少させる事が出来ます。このようにアイシングをすることで、内出血の際に流出した細胞液・血液が細胞内に溜まる事によって引き起こされる二次的低酸素障害を防止する事が出来ます。
2.痛感神経を麻痺させ、筋スパズムを軽減させる
アイシングには痛感神経を麻痺させ、患部に痛みがある場合の脳への痛みの伝達を弱めることが出来ます。
このことは、筋スパズムを軽減させることに繋がります。
筋スパズムとは、特定の筋肉や関節を痛めた際に患部から脳に痛みが伝わり、それを受けて脳から周辺組織に対して筋肉を硬直させるよう命令が出される事をいいます。
筋スパズムが起こると痛みが増し、そのことがさらなる筋スパズムを引き起こすという悪循環が生じます。
アイシングによって痛感神経が麻痺すると脳への痛みの伝達が弱まり、その結果 筋スパズムの程度が軽減するということです。
アイシングの方法
アイシングには氷、コールドパック(保冷剤が入った袋)、コールドスプレー等が用いられます。それらが手元にない場合には流水にさらすという方法もあります。
このうち、患部の表面だけでなく深部まで冷却するという目的を達成するために最も優れているのは氷です。
とりわけ摂氏0℃の氷は、質量あたりの冷却能力(周囲から熱を奪う能力)の高さ、すなわち冷却効率という点において最も優れています。
氷を用いる場合は、氷嚢に氷を入れる方法、ビニール袋の中に氷を入れてから空気を抜いてアイスパックを作る方法、バケツの中に氷と水を入れる方法があります。
氷嚢やアイスパックを作るのに十分な量の氷がない場合は、氷を直接患部に当てて動かす方法もあります。(=アイスマッサージ)
アイスマッサージはアイスパックを当てにくい場所のアイシングや局所的なアイシングに適していて、氷を動かすため凍傷を起こしにくいという利点があります。
コールドスプレーは氷よりもアイシング効果は低いですが、一時的に痛みを緩和させるのに役立ちます。
コールドパックも冷却能力は氷より劣ります。
アイシングを行うには氷嚢があると便利です。氷嚢はビニール袋に細かく砕いた氷を入れ水を少しだけ含ませてあげるだけで簡単に自分でも作れます。
自分で作った氷嚢を使用する場合は、徐々に袋の表面が塗れてべちゃべちゃしてくるので、別途タオルを準備するか、薄いタオルを氷嚢の表面に巻いておけば氷が解けてきても心地よく使用が可能です。
アイスパックを選ぶポイント
部活動のマネージャー等は選手のケア用品として自作で準備する氷嚢よりもアイスパックがあれば肉離れに限らず捻挫や突き指など他の障害を起こした時にもすぐに使用できるので便利です。
スポーツを家族で行っている場合や比較的、怪我の発症が多いアスリートはアイスパックを一つ常備しておくと良いかもしれません。
アイスパックを選ぶポイントは、一般家庭にある冷蔵庫で造られるサイズの氷を簡単に入れることができる入り口が広いタイプがベストです。
価格は製品グレードや販売店によって異なりますが大抵は2千円未満で手に入ります。
肉離れの治療方法について
肉離れの治療の方法は、まず何よりも先に応急処置を実践する事が重要です。
次に応急処置を終え、筋細胞の内出血の発生が収まってきた事を確認出来た時点で今度はアイシングから一転して温熱療法やマッサージ療法などの、患部を温めて緩めていく治療を実践していく事になります。
応急処置では肉離れ症状の拡大を阻止。その後、温熱療法やマッサージ療法などによって回復を図る流れが肉離れの治療法の基本です。
尚、肉離れは筋繊維に微小な部分断裂を起こす障害であるため、肉離れを発症した部位の筋繊維周辺は発症後2~3日程度、強い炎症症状を発症します。
また完全に回復していない状態で運動を再開すると再断裂を起こす可能性も高く 肉離れは再発性の高い疾患であることを事前に把握しておく必要があります。
早期に完治させたい場合
肉離れの治療では、完全に筋肉が断裂してしまうなどの重症に至らない限り手術を行うケースは殆どありません。
治療の基本は、「保存療法」と呼ばれる人間が本来持っている自然治癒力を活かしながら、徐々に「断裂部分の付着を促す治療」を実践していくのが基本です。
早期に完治させたい場合は応急処置後に保存療法を主体とした治療を実践しながら筋肉のリカバリー作用をもたらすグルタミン成分をサプリメント等から摂取していくのもひとつの方法です。
グルタミンは外科手術を行った患者の傷口の回復を早める効果があることが確認されており、医療の現場で使用されているアミノ酸成分の一種でもあります。
肉離れは、筋繊維の断裂を伴う障害である為、外科手術同様傷口の早期修復が現場や実践中のスポーツ競技への早期復帰に繋がります。
肉離れのリハビリテーションについて
肉離れを発症してしてしまった場合、通常は暫く運動をすることが出来なくなります。
そして、実際に運動を取り入れたリハビリに入るのは、ある程度治療を施し完全に痛みが引いてからとなります。
これは、肉離れでは「部分的に筋肉が断裂している状態」となっている為、治療開始の初期段階で運動を取り入れると筋肉の断裂部位が広がる可能性がある為です。
リハビリはいつ開始したら良いのか?
回復の為のリハビリにおいて、症状を悪化させてしまっては、リハビリの目的が果たせなくなってしまいます。
「応急処置」⇒「初期治療」を終え、悪化の可能性が低くなってきた段階に入ると軽いリハビリテーションを開始する事が可能となる目安となります。
肉離れでは、症状を発症した部位の筋肉は暫く使用できなくなる為、筋肉は徐々に痩せて衰えていきます。
この「筋肉の痩せ、衰え」は避けることが出来ませんが、少しでも早く復帰できるように、筋肉の低下を和らげる事がリハビリの目的です。
競技復帰までの治療期間の目安について
肉離れを発症してしまった場合、肉離れ症状を完全に治療するにはかなりの期間を必要とします。
もちろんその症状の度合いにもよりますが、治療期間の目安としては
・軽度(第1段階レベル) ⇒ 2~3週間程度
・中度(第2段階レベル) ⇒ 1~2ヶ月程度
・重度(第3段階レベル) ⇒ 3ヶ月以上
以上の治療期間が必要となるのが通常です。
治療は完治を目指すことが基本
「早く競技へ復帰したい!」というスポーツアスリートの思いに答えるには、正しい治療を正しい順序で適切に行う事が非常に重要です。
また治療期間中に、実践競技へ無理に復帰を果たしても残念ながら筋肉そのものが傷ついている状態である為、ベストのパフォーマンスを行うこと自体が出来ません。
治療の際には、完全に治してしまおう!という強い気持ちと根気が必要となります。
太ももの肉離れ
太ももの肉離れの70%以上を占める肉離れは太ももの後面にあるハムストリングスの肉離れです。
◆ハムストリングスの肉離れの原因
◆ハムストリングスの肉離れ症状について
肉離れを多く発症する部位のひとつに、「ハムストリングス」という筋肉郡があげられます。
ハムストリングスとは、太ももの裏側にある複数の筋肉の総称の事で、スポーツアスリートの肉離れの多くはハムストリングスに集中します。
ハムストリングスが肉離れを発症しやすい原因としては、
・柔軟性の不足。
・筋力の低下。
・拮抗筋とのバランスの悪さ。
の3点が主な原因です。
◆太ももの筋肉の拮抗筋となるハムストリングスが弱い傾向にある
ハムストリングスの肉離れの中でも一番の原因として考えられる要素は3番目の「拮抗筋」とのバランスによる原因です。
太ももの筋肉は人体の中でも非常にがっしりとした筋肉ですが、大半の方が「太もも前面の筋肉に対し後面の筋肉が弱い」というアンバランスな発達状況にあります。
その為、太ももの筋収縮を急激に行うと、弱い後面のハムストリングスに肉離れを発症します。
実際に太ももの肉離れの多くのケースでは太もも前面の大腿四頭筋よりも太もも後面の大腿二頭筋(=ハムストリングス)に多く発症する傾向にあります。
太もも前面の筋肉の肉離れの原因
この太もも前面の筋肉の肉離れの原因は柔軟性の不足が主な原因としてあげられます。大腿部の筋肉は強い筋収縮によって、大きな運動エネルギーを生み出すことが出来る筋肉です。
しかし、その強さが逆に柔軟性を欠いている場合は、肉離れの原因となってしまいます。ですから、太ももの肉離れの予防には、普段からのストレッチが非常に重要になってきます。
太もも前面の筋肉は、非常に強い筋肉組織で出来ており、簡単に肉離れを起こすことはまずありません。
しかし、スポーツ競技のアスリートには、稀に太もも前面の肉離れを発症するケースがみられます。
ふくらはぎの肉離れの特徴
ふくらはぎの肉離れを発症すると地面に足を接地するだけでも強い痛みを発症するようになります。
特に足の背屈動作は治療開始時期には厳禁である為、可能であればギプス固定をし松葉杖などの装具を利用しながら足関節の背屈運動に完全に制限を加えることが理想です。
通常の歩行動作でも底屈及び背屈動作は必ず行われる為、装具や固定をせずに治療を行うことが難しいのもふくらはぎの肉離れの特徴の一つです。
尚、テーピング処置を行なう場合は脛やふくらはぎ後面の毛を処理しておくとフィット感の向上に繋がり、テーピングのズレを防止する事が可能です。
処理を行わない場合はテーピングを巻く前に専用のアンダーラップを巻いておくと剥がす際に毛を巻き込まずに済むため安心です。
ふくらはぎのリハビリメニュー
ふくらはぎの肉離れの大半は、ふくらはぎの筋肉を構成する「腓腹筋」の肉離れです。
ですから、筋力低下を防止する目的も踏まえてふくらはぎのリハビリでは「腓腹筋」を鍛えるトレーニングが効果的となります。
腓腹筋のリハビリトレーニング方法としては、基本的にまずは十分なストレッチ運動を行い、筋肉を伸ばしても大丈夫なのか?からスタートし、自重のみでゆっくり行うカーフレイズや軽いジョギングへと移行し徐々にスピードをあげていったり、走る方向を切り替える運動(=アジリティー)へと移行していきます。
復帰までの期間は?
ふくらはぎの肉離れでは、軽度の症状の場合は、3週間程度の治療期間で軽いジョギングを開始できるケースもありますが重症の場合は最低でも1ヶ月~2ヶ月程度の時間を要す為、実践競技への復帰を検討している場合は、症状の見極めも大切です。
ふくらはぎの筋肉は肉離れを最も再発しやすい部位でもある為、復帰の際は治療の予後がよく、しっかりと完治した状態で復帰することが望ましいと言えます。
また足関節周りの筋肉組織の筋力低下が進むと足裏の地面をつかむ筋力なども低下してくる為、復帰の際はまずは簡単なジョギングなどで地面との接地感覚を取り戻してからリハビリを行っていくようにしましょう。
治療の流れ
- 受付
- 初診時は保険証をお持ちなり、受付にて問診票と当院の説明の入った資料をお渡しいたします。閲覧いただきましたら必要な箇所にご記入いただいてお待ちください。記入しきれなくても問診時にご相談いただいても結構です。
- 問診
- お名前をお呼びしましてから、問診をはじめます。先生が問診表をもとに自覚症状や発症状況、痛みやだるさをおうかがいします。気になる事があれば、何でもお話してください。色々な整形学的検査と確かな経験のもとに原因を探ります。
- 診察・治療説明
- 痛みやだるさのある箇所を詳しく診察いたします。痛みがでる体勢や関節の可動域などを確認し、患部の状態や原因を確認いたします。原因は千差万別ですので診察中でもお気軽にお伝えいただくことにより、根本的な治療が可能となります。
- 治療
- 症状と治療の説明をご理解いただいた上で施術をおこないます。痛みの多くは筋肉のバランスが崩れることや背骨や骨盤などが歪むことにより発生します。力を抜いてリラックスしていただき、筋肉の緊張をほぐしていきます。患者様にあった必要な治療をおこないますのでご安心ください。
- 術後の確認・説明
- 施術後の痛みや動きを確認し、日常生活で気を付けて頂きたいことや筋トレの方法やストレッチのやり方などを説明し、次回の治療の説明をします。
施術料金
保険診療
各種健康保険が使えます。
お越しの際には保険証をご持参ください。
保険診療は症状により異なりますが下記の料金が目安となります。
初診
3割 | 2割 | 1割 | |
保険の割合に よります |
~1,200円 | ~800円 | ~600円 |
2回目
3割 | 2割 | 1割 | |
保険の割合に よります |
~570円 | ~380円 | ~180円 |
3回目~
3割 | 2割 | 1割 | |
保険の割合に よります |
~480円 | ~320円 | ~180円 |
矯正治療(自由診療)
患者様によって治療内容は変わります。
診察で金額と効果をしっかりご説明いたします。
初回 | 2,160円~ |
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2回目~ | 1,080円~ |
延長マッサージ (自由診療)
5分単位で何分でも延長することができます。
5分 | 540円 |
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10分 | 1,080円 |
20分 | 2,160円 |
アクセス
大原接骨院
小田急江ノ島線
南林間駅西口より徒歩1分
スーパータイガ前
神奈川県大和市南林間1-10-19
TEL.046-273-3307
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