水泳肩

水泳は

水泳は子供から老人まで楽しめる素晴らしいスポーツです。
水の抵抗はゆっくり押せば軽く、速く押せば重くなります。
つまり水泳では、自分の筋力以上の負荷はかからないのです。
これが力の弱い子供や老人でも、水泳を楽しむ事が出きる理由です。
よって自分の筋力以上の負担がかかりやすい、
ウェイトトレーニング等と比べて、筋肉痛にもなりにくいです。

水泳肩とは

水泳肩は日常的に水泳をやっている人、選手に見られる疾患で、滑液包炎、棘上筋腱炎、上腕二頭筋腱炎、肩甲上神経麻痺による棘下筋萎縮、インピンジメント(impingement)症候群、SLAP損傷などの水泳によって引き起こされる、様々な肩関節障害の総称です。

クロールの推進力は、腕と脚の割合が8対2と腕を使う頻度が多く、
バタフライでの動きでは、腕の動きそのものが肩に負担が掛かりやすい為、
クロールとバタフライの選手に多く、また、女性よりも腕力の強い男性に多く発症します。

クロールでは、水から抜いた腕を前方へ運び、ふたたび水中へ入れますが、入水前に肩関節は内側に回転し、同時に前方へ思い切り伸ばされます。
このとき肩甲骨の強力な靭帯と、上腕二頭筋の腱などがぶつかって擦れ合うことがあります。
水中でプル動作が進むにつれ肩を内側へ、脚の方へ強い力で引かれるので、擦れあう腱への血液循環が悪くなります。
このようにして腱の炎症が起きると少しずつその部分が肥厚して、ますます摩擦が強くなってきます、その結果おきる肩関節痛が水泳肩です。

クロールの反呼吸側の肩に発生しやすい傾向があります。
また、肘が落ちた状態で掻き寄せることが多い初心者や、肩の後方への大きな動きを必要とする背泳では、関節の柔軟性が劣る中高年にも、肩関節痛である水泳肩がみられます。

水泳肩の原因

水泳肩の原因は一概には言えませんが、一般的には使いすぎによるもの(over use)とフォームが悪いなどといった使い方の問題(miss use)によるものと考えられています。

水泳肩になると、水中で水を掻く(プル)ときや、腕を前方に伸ばしていく(リカバリー)ときに痛みを感じます。特にクロールやバタフライでは、リカバリーから入水時にかけて肩の関節が内側に回転しながら、前方に大きく伸ばされます。このときに、肩甲骨の靭帯と上腕二頭筋の腱などにぶつかり擦れたりします。

水泳肩の発生機序

入水後のプル動作

水圧を受け強い力で引く

肩内部の摩擦が強くなる

擦れあう腱への血液循環が悪くなる

痛みなどの炎症症状が起こる

少しずつその部分が肥厚する

ますます摩擦が強くなる

結果おきる肩関節痛が水泳肩です。

水泳肩の症状

肩の筋肉・関節を酷使することによって起こるということです。
それぞれどのような症状が見られるのか?
一つずつ紹介していきます。

滑液包炎(かつえきほうえん)

滑液包(かつえきほう)とは関節周囲にある液体を含んだ袋で、関節の動きをなめらかにする役割をしています。滑液包炎(かつえきほうえん)とは、滑液包(かつえきほう)に炎症が起こった状態のことです。関節を動かしたときや圧迫したときに痛みが起こります。

回旋筋腱板損傷(かいせんきんけんばんそんしょう)

回旋筋腱板(ローテーターカフ)とは棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋です。
肩のインナーマッスルとも呼ばれています。ローテーターカフの構造は複雑でこれらの筋肉が協力し合いながら腕の動作に必要な上腕の外旋、内旋などの動作を可能としております。水泳肩障害ではローテーターカフを構成する4つの筋肉の中でも、棘上筋と呼ばれるインナーマッスルが最も損傷を受けやすい傾向にあります。棘上筋腱(きょくじょうきんけん)という腱板の損傷です。棘上筋(きょくじょうきん)とは、肩後面上部深層に位置する筋肉で肩関節を安定させる働きをしています。棘上筋に炎症が起こった状態が棘上筋腱炎です。肩の後面に痛みが起こり、「肩を上げることができない」「肩に引っかかりを感じる」などの症状が現れます。

上腕二頭筋腱炎(じょうわんにとうきんけんえん)

上腕二頭筋に炎症が起こった状態のことを上腕二頭筋腱炎(じょうわんにとうきんけんえん)と言います。具体的な症状は、肩関節の痛み・二の腕から肘より先にかけての痛みなどです。また、腕を外側に曲げる動作に制限が起こる場合もあります。

肩甲上神経損傷(けんこうじょうしんけいそんしょう)

棘下筋(きょくかきん)を支配している肩甲上神経が、水中で水を掻き寄せるような動作のときに引っ張られたり、圧迫されたりして損傷をおこしたものです。
野球、バレーボールのようなオーバースロー(上腕を肩より上に上げて投げる動作)をくり返すスポーツでおこります。

棘下筋萎縮(きょっかきんいしゅく)

棘下筋萎縮(きょっかきんいしゅく)とは肩甲骨部分の筋肉が萎縮する障害のことです。スポーツなどによって肩の神経が繰り返し引き伸ばされることで起こります。主な症状は肩の疲労感・脱力感や圧痛などです。

インピンジメント症候群

インピンジメントの意味は、「挟み込み」です。別名「挟み込み症候群」ともいいます。インピンジメント症候群とは、肩のところで腱の「挟み込み」が起こった結果、痛みを起こすものです。肩には、肩を安定させるために重要な筋肉があります。これら筋肉は肩関節を前後から支える「ローテーターカフ(回旋腱板)」と呼ばれる腱となり、肩関節を安定させています。これらの腱が肩関節に挟まることで痛みを起こすのです。インピンジメント症候群は、肩を上げたり動かしたりした際、腱板(けんばん)や滑液包(かつえきほう)などが関節内で衝突することによって起こります。主な症状は、肩の真上付近の痛みや動かした際の引っかかり感などです。多くの場合、突発的に痛めるというよりも、徐々に積み重ねで発症します。日常的に肩を上げたような姿勢で仕事をする職業(ペンキ塗り、建築作業など)や肩を酷使するスポーツ(テニス、野球、バドミントン、ゴルフなど)で徐々に痛みを起こしてくることが多いです。

動揺性肩関節症(ルーズショルダー)

ルーズショルダーとは肩関節不安定症ともいわれ、肩の関節の亜脱臼や脱臼が習慣化して関節が外れやすくなる状態をいいます。一度の衝撃で起こるのではなく、肩関節の稼動域の広い人がなりやすいといわれており、長期間に渡る肩への負担が原因とされています。
こういう人が肩を使いすぎると症状が現われてきます。主な症状として 普段は肩の痛みを感じませんが、肩を使ったときに痛みます。肩の不安定感・倦怠感(けんたいかん)・脱力感をともなうこともあります。

SLAP損傷(上方肩関節唇損傷)

関節唇上部をSLAP(superior labrum, anterior to posterior)というためSLAP損傷または上方関節唇損傷と呼ばれます。
関節唇の上腕二頭筋腱付着部が剥離あるいは断裂する状態を指します。
肩挙上、外転位(バンザイに近い状態)での肩の回旋運動が多い水泳においては、その動きで負荷がかかる上方関節唇損傷、いわゆるSLAP損傷も見逃せないものです。

治療の流れ

受付
受付
初診時は保険証をお持ちなり、受付にて問診票と当院の説明の入った資料をお渡しいたします。閲覧いただきましたら必要な箇所にご記入いただいてお待ちください。記入しきれなくても問診時にご相談いただいても結構です。
問診
問診
お名前をお呼びしましてから、問診をはじめます。先生が問診表をもとに自覚症状や発症状況、痛みやだるさをおうかがいします。気になる事があれば、何でもお話してください。色々な整形学的検査と確かな経験のもとに原因を探ります。
診察・治療説明
診察・治療説明
痛みやだるさのある箇所を詳しく診察いたします。痛みがでる体勢や関節の可動域などを確認し、患部の状態や原因を確認いたします。原因は千差万別ですので診察中でもお気軽にお伝えいただくことにより、根本的な治療が可能となります。
治療
治療
症状と治療の説明をご理解いただいた上で施術をおこないます。痛みの多くは筋肉のバランスが崩れることや背骨や骨盤などが歪むことにより発生します。力を抜いてリラックスしていただき、筋肉の緊張をほぐしていきます。患者様にあった必要な治療をおこないますのでご安心ください。
術後の確認・説明
術後の確認・説明
施術後の痛みや動きを確認し、日常生活で気を付けて頂きたいことや筋トレの方法やストレッチのやり方などを説明し、次回の治療の説明をします。

 

施術料金

保険診療

各種健康保険が使えます。

お越しの際には保険証をご持参ください。

保険診療は症状により異なりますが下記の料金が目安となります。

初診

3割 2割 1割
保険の割合に
よります
~1,200円 ~800円 ~600円

2回目

3割 2割 1割
保険の割合に
よります
~570円 ~380円 ~180円

3回目~

3割 2割 1割
保険の割合に
よります
~480円 ~320円 ~180円

矯正治療(自由診療)

患者様によって治療内容は変わります。

診察で金額と効果をしっかりご説明いたします。

初回 2,160円~
2回目~ 1,080円~

延長マッサージ (自由診療)

5分単位で何分でも延長することができます。

5分  540円
10分 1,080円
20分 2,160円

アクセス

大原接骨院

小田急江ノ島線
南林間駅西口より徒歩1分
スーパータイガ前
神奈川県大和市南林間1-10-19
TEL.046-273-3307
>>駅からの道のり(動画)