野球肘

野球肘とは

野球肘は、野球の投球動作を積み重ねることにより起こる肘の痛みです。
以前は、肘の内側が痛くなるもののみ野球肘と呼ばれていましたが、
最近では、肘の内側が痛む『内側型』、肘の外側が痛む『外側型』、肘の裏側が痛む『裏側型』と部位によって3種類に分けられます。

肘の内側が痛む『内側型』が最も多く発生する病態ですが、
初期症状としては、利き腕側の前腕部屈筋群に疲労や張りなどが出ます。
手首の詰まった感じや可動域の低下がみられます。

その状態で治療に入れば早期回復が見込めますが、
そのまま 放置して投球をしていると
次第に靱帯や骨膜に負担がかかってきて損傷します。

好発スポーツとして、野球以外にもテニス、アメリカンフットボール(QB)、ヤリ投げなど、オーバーヘッドスローのスポーツなどで好発します。

野球選手では、リトルリーグレベル、中学校レベル以上に多く、その大半が投手です。
時に捕手にも起こりますが、野手には多くありません。

投球フォーム4つの動作

投球フォーム

①ワインドアップ・・・振りかぶる
②コッキング期・・・手が離れる~足を下ろす~腕を後ろに引いた状態まで
③アクセレレーション期・・・ボールを後ろに引いてからボールが手から離すまで
④フォロースルー・・・ボールが手から離れた後に腕を振り切る

肘の内側が痛む『内側型』

肘の内側が痛む『内側型』は、上腕骨内側上顆炎と呼ばれ、手首を掌屈する筋肉を使いすぎて肘の内側が痛くなります。
投球動作では、コッキング期からアクセレレーション期にかけて肘の内側に引っ張られるストレスが繰り返しかかる事で痛みが生じます。

図は肘を内側から見た様子です。
肘 内側
前斜走線維、横走線維、後斜走線維をまとめて内側側副靭帯と呼びます。
野球肘で障害されやすいのは特に前斜走線維です。

肘の外側が痛む『外側型』

肘の外側が痛む『外側型』上腕骨外側上課炎と呼ばれ、
手首を背屈する筋肉を使いすぎて肘の外側が痛くなります。
投球動作では、コッキング期からアクセレレーション期に上腕骨小頭と橈骨〈とうこつ〉頭に圧迫力が加わり生じます。初期の段階では軟骨の微細な損傷ですが、悪化すると、骨が壊死〈えし〉したり、骨が剥がれて関節内に遊離してしまう遊離体などの離断性骨軟骨炎が発生する「関節ネズミ」といわれる病態となってしまいます。

肘

肘の裏側が痛む『裏側型』

尺骨の先端は、肘を伸ばしたときに上腕骨とぶつかることで肘が必要以上に伸びないようにブロックしています。
投球動作では、ボールを投げてからフォロースルー期に腕を強制的に伸ばす事で、上腕骨と尺骨のふたつの骨が急激に衝突して炎症を起こします。
剥離や疲労骨折などの変化をきたしますこともあります。

野球肘の原因

主な原因として、過剰な投球数などの肘の酷使による疲労が考えられます。
特に、カーブなどの腕を捻りながら投げる変化球は肘への負担が大きく、野球肘になりやすくなります。筋肉、腱、靱帯、神経、骨が損傷し、痛み、痺れ、関節の変形や硬直や拘縮により、肘が曲がらない、伸ばせないという運動障害が起こります。
症状は投球の際に肘に激しい痛みを覚え、投球を困難にさせ、日常生活でも痛み、肘が曲がらない、伸ばせないなどの運動障害を起こしますが、一球で野球肘になることはなく、長期間に渡る、悪いフォームでの投球、過度の投球による肘の酷使によって起こります。

野球肘は子供と大人でも分類される

●子供型野球肘
小中学生の成長途上の骨は軟骨成分が多く、成人と比べ柔らかい組織でできています。
そのため投球時のストレスにより、軟骨組織が靭帯や筋に引っ張られて剥がれたり、
骨端線という骨の成長を司っている部分が障害されやすくなります。
このように脆弱な軟骨組織が障害されるものを子供型野球肘といいます。

●成人型野球肘
主に骨の成長が完了した後の成人に多く、関節軟骨や筋の付着部、靭帯に生じるものをいいます。

肘にストレスをかけない投球フォームを

よく肘が下がっていると良くないといわれますが、コッキング期に肘の高さが低くなると関節運動学的に強いストレスが肘にかかってしまいます。投球フォームの改善も野球肘の予防に大切な要素です。

野球肘になりにくいのは?

コッキング期に肘が下がっていると肘へのストレスを強めてしまいますが、
肘を変に高くする事だけを意識してしまうと、
肩に負担がかかってしまったりしてさらに痛めてしまう場合があります。
理想的な肘の高さは肩がゼロポジションといわれる位置に持っていく事です。

ゼロポジションとは?

肩甲骨には肩甲棘と呼ばれる部位があります。
この肩甲棘と上腕骨が一直線になる位置をゼロポジションと呼びます。

なぜゼロポジションが良い?

コッキング期のように、腕を後方に捻る動作を肩関節の外旋と呼びます。
ゼロポジションでは、肩を支えている回旋筋腱板(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)と呼ばれる4つのインナーマッスルのバランスが最も良く活動できる状態となり、肩の外旋がスムーズに動き、安定した肩の動きを導く事ができます。

ゼロポジション

ゼロポジションから外れた位置での外旋動作では、インナーマッスルのバランスが崩れ肩への負担を強めてしまい、その代償として肘へもストレスを強めてしまいます。
つまり肩の働きが効率よくなる事で肘へのストレスが軽減されます。

ご自宅で出来る野球肘の解消法 !

1、安静・固定

野球肘は肘への負担がかかり過ぎて炎症が起きている状態ですので
安静にして負担を減らす事が第一です。

2、ストレッチ

ストレッチ前腕

自分で出来るケアとしてはストレッチがあります。

前腕部の筋肉が硬くなっているので、ストレッチを行い柔らかくしていきます。
筋肉が柔らかくなると肘に付着している部分への負担が減って痛みも減ってきます。

ただし炎症が強い時にストレッチをすると逆効果になる場合もあります。

野球肘に対する大原接骨院の治療

大原接骨院では、まずは炎症が出てる部位に
低周波やマイクロ波、超音波などをかけて患部の炎症を取る治療を行います。
次に腕橈骨筋、上腕筋、長掌筋などの筋肉と
周りの循環がよくなるようなマッサージ治療を行います。

更に背骨矯正治療を行います。
多くの方は日常のクセなどで姿勢が乱れています。
そこにスポーツ選手は競技特性やポジションなどで
特有のゆがみがあり、患部に負担をかけています。
骨盤や姿勢の乱れから身体の使い方がおかしくなり
痛みが出るのが必然となってる場合も多いからです。

そしてスポーツ整体で患部付近の関節の動きを
スムーズにしていく治療をおこないます。

治療の流れ

受付
受付
初診時は保険証をお持ちなり、受付にて問診票と当院の説明の入った資料をお渡しいたします。閲覧いただきましたら必要な箇所にご記入いただいてお待ちください。記入しきれなくても問診時にご相談いただいても結構です。
問診
問診
お名前をお呼びしましてから、問診をはじめます。先生が問診表をもとに自覚症状や発症状況、痛みやだるさをおうかがいします。気になる事があれば、何でもお話してください。色々な整形学的検査と確かな経験のもとに原因を探ります。
診察・治療説明
診察・治療説明
痛みやだるさのある箇所を詳しく診察いたします。痛みがでる体勢や関節の可動域などを確認し、患部の状態や原因を確認いたします。原因は千差万別ですので診察中でもお気軽にお伝えいただくことにより、根本的な治療が可能となります。
治療
治療
症状と治療の説明をご理解いただいた上で施術をおこないます。痛みの多くは筋肉のバランスが崩れることや背骨や骨盤などが歪むことにより発生します。力を抜いてリラックスしていただき、筋肉の緊張をほぐしていきます。患者様にあった必要な治療をおこないますのでご安心ください。
術後の確認・説明
術後の確認・説明
施術後の痛みや動きを確認し、日常生活で気を付けて頂きたいことや筋トレの方法やストレッチのやり方などを説明し、次回の治療の説明をします。

施術料金

保険診療

各種健康保険が使えます。

お越しの際には保険証をご持参ください。

保険診療は症状により異なりますが下記の料金が目安となります。

初診

3割 2割 1割
保険の割合に
よります
~1,200円 ~800円 ~600円

2回目

3割 2割 1割
保険の割合に
よります
~570円 ~380円 ~180円

3回目~

3割 2割 1割
保険の割合に
よります
~480円 ~320円 ~180円

矯正治療(自由診療)

患者様によって治療内容は変わります。

診察で金額と効果をしっかりご説明いたします。

初回 2,160円~
2回目~ 1,080円~

延長マッサージ (自由診療)

5分単位で何分でも延長することができます。

5分  540円
10分 1,080円
20分 2,160円

アクセス

大原接骨院

小田急江ノ島線
南林間駅西口より徒歩1分
スーパータイガ前
神奈川県大和市南林間1-10-19
TEL.046-273-3307
>>駅からの道のり(動画)